船橋市の映画やドラマなどの撮影制作窓口「ふなばしロケーションズ『ふなロケ』」。
11月23日、支援作品のロケ地4カ所をめぐるツアーに抽選で選ばれた30人が参加しました。
公開 2022/12/30(最終更新 2022/12/26)

制作スタッフによる裏話を聞きながら

最初の訪問地、高瀬下水処理場のゲストは、同施設で撮影されたドラマ「ナンバMG5」のロケで制作責任者を務めた竹井政章さん。
担当作品のスタッフジャンパーを着た竹井さんは「作品の世界観に合ったロケ地を探すのが大切。何度も足を運んで確認する。乱闘シーンは制約が多いが、高瀬は平日も使用でき便利」と語りました。

実際の撮影場所では当日の状況が説明され、参加者の質問に答えていました。
施設担当者からは「撮影機器が多いため、床の耐荷重を考慮することも」「無機質な長い階段がありませんか?と問い合わせがあった」など、他の作品のエピソードも紹介されました。
撮影件数が最多の船橋漁港では、直売所「三番瀬みなとや」から温かい生のりのおつゆが振る舞われました。
特製ロケ弁に市船吹奏楽部の演奏も

ふなばし三番瀬海浜公園では、制作スタッフへの「理想のロケ弁アンケート」を基に作られた特製ロケ弁を試食。
「見た目が彩り豊かで体に優しいものがいい。地元産の食材があるとうれしい」とのアンケート結果が発表され、参加者からは「紫芋のポテサラがおいしい」などの声が上がりました。

最後の訪問地は『20歳のソウル』の舞台、市立船橋高校。

屋上や音楽室を視察し、吹奏楽部顧問の高橋健一さんの話を聞いた後、約40分の特別パフォーマンスを鑑賞。
クラシックやロックの演奏の他、合唱、よさこい、ダンスもあり、最後に「市船Soul」が披露されました。
参加者は、「映画の撮影地を見たくて応募した」「撮影の裏話を聴けて良かった」と話していました。
「より多くの人に船橋の魅力を感じてもらうため、ツアーを企画。各地に撮影時の写真を掲示するなど、作品の雰囲気を味わえるよう工夫をした。今後も関係団体と協力し、ツアーを開催していきたい」と市の担当者。
申し込みは定員の約16倍の493人だったそう。
自分が見た作品の撮影場所を訪れ、主人公になって感動に浸る一日を過ごしました。
TEL/047(436)2473
船橋市商工振興課(観光プロモーション係)