1997年に発足した「松戸くらしの助っ人」。
公的サービスの手が届かない日常の困り事を、お互いさまの気持ちで助け合う活動をしています。

公開 2023/01/03(最終更新 2022/12/26)
ウエピ
松戸市在住、2013年産まれの男の子と2016年産まれの女の子の母です。「チイコミ!」の記事が読んでくれた人の行動のきっかけになればうれしいです。 ブログには子育てのことや本のこと、昔漫画家のアシスタントをしていた頃のことなどを書いています。ブログ/http://s.ameblo.jp/uepi-a-demoko-demo
記事一覧へ相互助け合いや触れ合いの場を提供
NPO法人さわやか福祉の会「松戸くらしの助っ人」は主に新松戸、北松戸、馬橋、北小金で、暮らしの中の困り事を助け合いで支える活動をしています。

例えば家事の援助や送迎、他にも利用者のニーズと協力者の提供できる支援が合えば依頼を受けています。
拠点となる「助っ人の家」では地域の触れ合いの場として、オープンスペース「悠々」を設け、スマホ勉強会、歌声ライブ、健康体操などを開いています。

また、土日には未就園児の預かりや小学生以下の親子のための居場所の提供もしています。
行政の手が届かない所の助けに
今でこそ、会員同士の助け合いをする団体は他にもありますが、くらしの助っ人発足の1997年当時はこのような仕組みはおろか、介護保険制度などもありませんでした。
代表の松下さんのお子さんは小学生になるまで通院が必要でした。

その頃の「助けが欲しい」との思いや、高齢者のためのヘルパーをしていた頃の「こんなこともできたらいいのに」との思いから、行政の手が届かないところへの支援が必要との信念が芽生え、子育てが落ち着いた頃、友人たちと同団体を立ち上げました。
発足間もなく会員は180人になり、現在は160人ほど。
行政が制度を整えたり、地域社会でも取り組みを強めたりした結果、活動範囲は狭くなりました。

それでも、「日常の中で誰かの手助けが必要なときがあることや、人とのつながりが必要なことは変わりない」と松下さんは話します。
また、会員の一人が「ボランティアをして喜んでもらっていると思っていたけど、喜びをもらっているのは自分の方だと気付いた」と話してくれたことが印象的だったと松下さん。

活動を通して学ぶことも多く、これからは「伝える」こともしていけたらとも語ってくれました。
※オープンスペース悠々でのイベントは有料
松戸くらしの助っ人
※問い合わせ
電話番号/047-340-3314(月〜金 9:30〜16:00)
松戸くらしの助っ人
HP/https://mtdsuketto.wixsite.com/suketto