稲毛区にある小中台公民館(千葉市稲毛区小仲台5の7の1)で、毎週土曜日午前10時~正午(臨時休講あり)に開講されているめろんぱん日本語学級。

ここでは外国にルーツをもつ子ども、つまり日本語を母語としない子どもたちに向けた日本語学習支援が行われています。

公開 2023/01/09(最終更新 2023/01/05)

ちいき新聞ライター

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子どもたちへの日本語学習支援の必要性

めろんぱん日本語学級
生徒ごとにレベルに合った支援を行う

運営スタッフはほぼ全員現役の大学生。

生徒たちと和気あいあいと話す姿は、先生と生徒というよりも、少し年の離れた兄弟、姉妹のようにも見えます。

「普段は学校の宿題を見たり、日本語の絵本を読んだりしています。小学生は飽きたら遊び始めますけどね」と話してくれたのは、立ち上げメンバーの一人である山本さん。

山本さんいわく、生活に必要な日本語能力と、学校の授業を理解するために必要な日本語能力は別のもの。

そのため、一見日本語能力に問題がなさそうな子であっても、実は授業内容を理解できていないこともあり、日常会話のレベルが高いというだけで日本語学習支援が不要だとは判断できないと言います。

子どもたちの居場所を作りたい

在日外国人の増加に伴い、日本語学習支援が必要な子どもたちも増えている昨今。

言語能力が原因で学校生活にストレスを感じる子どもも少なくないそうです。

めろんぱん日本語学級
引っ越しが決まり寄せ書きをもらう生徒

「この場所が、悩みや不安を抱えている子どもたちにとって『安心して過ごせる居場所』になれたら」。

そう語る山本さんは来春から社会人。

その思いを引き継ぐ後輩スタッフたちによって、今後も活動は続いていくでしょう。
(取材・執筆/ai)

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