「さーくる」は、福祉制度の対象にならない困りごとや、さまざまな問題を抱えて困っている人などの相談を受け付けている市の相談窓口です。

船橋市保健と福祉の総合相談窓口「さーくる」

公開 2023/01/13(最終更新 2023/01/05)

編集部 R

編集部 R

「ちいき新聞」編集部所属の編集。人生の大部分は千葉県在住(時々関西)。おとなしく穏やかに見られがちだが、プロ野球シーズンは黄色、Bリーグ開催中は赤に身を包み、一年中何かしらと戦い続けている。

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関係機関とも連携し本人や家族を支える

行政には弱い立場にある人を支える仕組みとして、高齢者や障害者、児童らを対象とした福祉制度が設けられています。

しかし、どの制度にも当てはまらなくても生活に困っている人はいます。

船橋市保健と福祉の総合相談窓口「さーくる」

2012年に開設された「さーくる」は、そんな制度のはざまで困っている人にとって頼れる窓口。

話を聞いて問題点を丁寧に解きほぐし、相談者の状況に応じた解決方法を一緒に探していきます。

さーくるだけで解決できない問題は、さまざまな協力先と連携。

適切な支援につなげていきます。

さーくるで行っている支援は下の表の通り。

コロナ禍では失業や収入減による生活苦で支援を受ける人が増えましたが、働けない理由はそれだけではありません。

自身の病気や家族の介護など事情はさまざま。

中でも引きこもりなどの社会的孤立によって働けず、現在や将来の生活に不安を抱える人は一定数おり、年間80件ほどの新規相談が寄せられています。

状況に応じ就労への道筋を考え寄り添う

相談者には就職先さえ見つかればすぐに働ける人もいれば、職場での配慮が必要な人もいます。

その前段階、働くこと自体に不安がある人には、生活リズムの改善やグループワーク、職場体験などのプログラムで社会に慣れてもらい、自信をもって就職活動に臨めるよう支援。

段階的に次のステップ(一般就労)を目指します。

「船橋近隣で就労訓練に協力してくれる企業さまはぜひお声掛けください」と所長の島田さん。

相談するには必ずしも直接来所する必要はなく、電話で話すのも苦手という人にはメールやホームページの問い合わせフォームからがおすすめ。

諦めずに一歩踏み出すことで、力になってくれる人がいます。

まずは相談から。

所在地/船橋市役所別館1階
住所/千葉県船橋市湊町2-8-11
利用時間/月~金曜日 9:00~17:00(祝・休日、年末年始を除く)

問い合わせ・相談窓口
電話番号/047-495-7111
メールアドレス/circle@kazenomura.jp
ホームページ/https://funabashi-circle.jp/
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