2008年の初開催から、若手監督のものを中心にさまざまな作品を上映してきた「ちば映画祭」。

ついに今年上映活動を再開します。

「ちば映画祭定期上映会」ポスター
「ちば映画祭定期上映会」ポスター

公開 2023/01/16(最終更新 2023/01/13)

ちいき新聞ライター

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話題のインディーズ作品を年数回上映

これまで映画界の若手監督によるインディーズ作品を中心に、上映や監督のトークショーを行い、映画ファンに愛され続けてきた「ちば映画祭」。

約2年間の休止を経て、今年から年2、3回の定期上映会として活動を再開。

第1回は、1月22日(日)に開催されます。

休止中、映画祭を惜しむファンからの声がSNSなどに寄せられたそうです。

映画祭実行委員会のメンバーは、若手監督作品の紹介と上映を通して映画文化、そして千葉も盛り上げることを目標に、上映活動を無理なく続ける方法を模索。

多くの人がより身近に気軽に参加できるように、今回から定期上映会として再開することにしました。

初回は「距ててて」「春原さんのうた」

第1回2022年を代表するインディーズ作品の「距ててて」と「春原さんのうた」の2作品を上映します。

「距ててて」
「距ててて」

「距ててて」は共に俳優としても活動する加藤紗希さんが監督、豊島晴香さんが脚本を手がけた4話からなる長編作品。

「第43回ぴあフィルムフェスティバル」をはじめ、日本各地の主要映画祭で入選した後、劇場公開もされました。

「春原さんのうた」
「春原さんのうた」 ©Genuine Light Pictures

杉田協士監督による「春原さんのうた」は第32回マルセイユ国際映画祭でグランプリ・俳優賞・観客賞の3冠を受賞し、フランスでも公開が予定されています。

映画愛を感じられる場所にしたい

映画祭の再開に当たり、映画ファンだけでなく、多くの映画監督や俳優からも「待っていました。映画愛に満ちたオリジナルな場所が楽しみ」など、応援と期待のメッセージが寄せられています。

「千葉に若手監督の作品を届けたいという気持ちを消すことはできませんでした」と話すのは、映画祭実行委員会のスタッフ。

これまで上映作品にじっくりと向き合い、盛り上げてきたスタッフたちの情熱もまた、ちば映画祭の特徴の一つです。

映画ファンには待望の鑑賞に、初めての人も新たな楽しみとして参加してみては。
(取材・執筆/まちゃぷう)

ちば映画祭定期上映会vol.1~初期衝動再び!!~
日時/1月22日(日)
(1)「距ててて」 午前11時~ (2)「春原さんのうた」 午後2時~
場所/千葉市生涯学習センター地下1階 小ホール
住所/千葉県千葉市中央区弁天3-7-7
料金/各前売1,000円 各当日1,300円
問い合わせ先
メール/chibaeigasai@gmail.com
HP/http://chibaeigasai.net/