2022年11月19日に思いがけない場所で花火が打ち上げられました。
場所は市原市立姉崎中学校のグラウンド。
公開 2023/01/16(最終更新 2023/01/13)

子どもたちへの思いが行動に変わる
仕掛けたのは、同校のPTA。
この打ち上げ花火プロジェクト「姉中花火~姉中生にエールを~」は、本格的な打ち上げ花火を中学校のグラウンドで打ち上げるという前代未聞の取り組みですが、コロナ禍で学校行事の中止や制限の多い毎日でも、けなげに耐え頑張っている子どもたちに、「花火を見せてあげたい」というPTAの思いが集まり、PTA会長の中島和幸さん、副会長の後藤泰子さんを中心に大イベントが始動しました。
子どもたちの未来も花火のように輝け!
当日は、授業参観とバザーも共に3年ぶりに開催。
にぎわいを取り戻した学校内には終始笑顔があふれていました。

メインイベントの打ち上げ花火は約5分間という短い時間でしたが、見終わった生徒は「すごくきれいで感動した」「間近で花火を見ることができるなんて夢のよう」と大満足。
花火の打ち上げには地元住民の協力が不可欠で、感染症対策や打ち上げ場所の安全面については十分に話し合ったという後藤さん。
「協力いただいた全ての方に感謝の気持ちでいっぱいです。子どもたちが喜んでくれて本当に良かった」と胸をなで下ろしていました。
花火の打ち上げ資金は全てPTAと教職員による寄付とのことですが、反対意見が出なかったのは「子どもたちに最高の思い出を作ってあげたい」という共通の思いがあったからなのでしょう。
夜空に広がる光のショーの輝きは、生徒一人一人の心にしっかりと刻まれ、忘れられない思い出になったことでしょう。 (取材・執筆/杏)