毎日地域を回っている「ちいき新聞」の各エリア担当から、おすすめの麺情報を入手しました。
あなたのハートにHOTヒットした気になるラーメンがあれば、気軽に足を運んでみては?
公開 2023/02/01(最終更新 2024/02/29)

編集部 R
「ちいき新聞」編集部所属の編集。人生の大部分は千葉県在住(時々関西)。おとなしく穏やかに見られがちだが、プロ野球シーズンは黄色、Bリーグ開催中は赤に身を包み、一年中何かしらと戦い続けている。
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【鎌ケ谷】健康ラーメンとタイ宮廷料理のマリアージュ…博士ラーメン& 博士タイレストラン
東武線鎌ケ谷駅から徒歩2分、船取線沿いを行くと目に入ってくる「博士ラーメン」の看板。
ユニークな名前も気になりますが、ラーメン店のつもりで店舗に向かうと入り口にはタイの国旗が飾られています。
なぜ博士なのか、なぜタイなのか…?
お話を聞いてきました。

研究の結果、「博士」お墨付きの体に良い健康長生き麺が完成
博士ラーメンは1976年にオープン。
代表の田中聖則さんの父・田中静雄さんは、日本初の栄養大学学長を務め、財団法人日本栄養士会の初代会長でもあった医学博士でした。
医師家系に生まれた聖則さんですが、大学時代にレストランでアルバイトした際に店舗運営の面白さに心惹かれ、飲食業界を志します。
ラーメンを選んだのは、他のジャンルに比べ、「健康」という視点からの研究があまりされていないと感じたから。
職業こそ違えど「健康で長生きを目指す」という父のDNAを受け継いだ聖則さんは、約3年をかけて健康に良い麺「美健太麺」を開発。
かん水を一切使わず、病気や老化予防効果があるといわれる食材を練り込んだ麺には父の静雄さんも納得、店名に「博士」と冠することを認めてくれました。

タイ料理との出合い
聖則さんがタイ料理に興味を抱いたのは、大事にしているテーマ「健康で長生き」にふさわしい料理だと知ったから。
「タイ人のがん罹患率は日本や欧米の約半分」、この点に着目したタイと日本の大学が共同で研究を行い、2000年に「トムヤムクンにはがん予防効果がある」と発表しています。
そこで「自家製美健太麺とトムヤムクンを組み合わせたら最高の健康食になるに違いない」と考え、タイから一流ホテルのシェフ4名を招へい。
1993年、本格的なタイレストランをオープンしました。
博士タイレストランが提供する料理は材料にこだわった「宮廷タイ料理」。
トムヤムクンラーメンは日本人の舌にもなじむ上品な辛さです。

「酸っぱくて辛いエスニック料理は苦手」という人にこそ、ぜひ一度味わってほしい一杯です。
店名/博士ラーメン& 博士タイレストラン
住所/千葉県鎌ケ谷市道野辺本町1-15-12
営業時間/ 11:30~23:30
定休日/無
電話番号/047-445-7811
駐車場/有
アクセス/鎌ケ谷駅徒歩2分
ホームページ/http://www.hakase-info.com/Asian_Dining_Hakase_Thai/hakase_thai.html
【船橋】替え玉無料!常連に愛されて30年のアットホームなお店
「とんちゃん」は船橋・鎌ケ谷・松戸に3店舗を構えるとんこつラーメンのお店です。
船橋市藤原店は1992年に開店しました。

食べ盛りの胃袋も大満足。お好みでスープや麺の調整も
ランチタイムを過ぎても、店内は多くの客でにぎわっていました。
近くには高校(船橋法典高校、船橋啓明高校)があり、学生もよく食べにくるとのこと。
1杯でもボリューム満点ですが、「おなかいっぱい食べてほしい」との思いから、何と替え玉も無料!
食べ盛りの胃袋にうれしい太っ腹なサービスです。
早速出していただいたのはネギチャーシューメン(1,100円)。
これでもかというぐらい大量に盛り付けられたネギを6枚のチャーシューがぐるりと囲み、丼から咲きこぼれた大輪の花のよう!

上質な豚の背脂を使ったコクのあるとんこつスープは、しょうゆ・塩・みその3種類。
豚をメインに、少量の鶏ガラや香味野菜を入れてじっくり煮込んだスープを、つぎ足しながら使っています。
とんこつスープといえば「あのギトギトがたまらない」というファンが多い一方、「ちょっと苦手」という人もいて、好みが分かれるところ。
そこで、とんちゃんでは、お客の好みに合わせて脂の量を調整してくれます。
少しあっさりしたとんこつスープで食べたい人は、注文時にリクエストしてくださいとのこと。
麺は背脂が絡みやすい平打ち麺(中太麺)が基本ですが、これもリクエストがあれば細麺に変えてくれます。
うどんなどに使われるのと同じ雑味の少ない小麦粉を3日間熟成させ、強いコシと香りを引き出した自家製麺です。
老若男女のおなかと心をいっぱいに満たして30年!
テーブルの上には豆板醤、おろしにんにく、酢などの調味料が用意されています。
「替え玉無料なので、2杯目は味変して楽しむのもおすすめです」と話す店長の池田さんは、とんちゃん一筋22年。
高校生のときアルバイトで働き始め、そのまま藤原店を任されるようになりました。
長く勤め続けている理由をうかがうと「何だろう…?働いているうちに知り合いのお客さんも増えて、そういう人たちに喜んでもらえるのがうれしかったからかもしれません」とのこと。
老若男女問わず地元の人たちに愛されているとんちゃん。
ラーメンだけでなく唐揚げなどのサイドメニューも充実しているので、ファミリーのちょっとした外食にも利用されています。
常連さんの中には、家族に連れられて来た子ども時代からずっと通い続けている人もいるのだとか。
気取らないアットホームな雰囲気なので、一人でも、常連さんでなくてもふらっと気軽に入れるお店です。
店名/とんちゃん藤原店
住所/千葉県船橋市藤原3-27-23
営業時間/(平日)11:00~15:30、17:00~21:45 (土・日)11:00~21:45
定休日/無
電話番号/047(430)5303
駐車場/有
アクセス/船橋法典駅徒歩21分
Twitter/@tonchanfujiwara
【本八幡】特別な小麦粉で作った麺にこだわり!油そば 東京油組総本店
「油そば 東京油組総本店」は関東を中心に日本全国、一部海外にも店舗を持つ「油そば」専門店です。
「本八幡組」は、2022年4月にオープン。
JR本八幡駅北口徒歩1分、ロータリーに面した一角にあります。
スープがないからこそのこだわり!希少な小麦粉で作った特製麺
「油そば」には一般的なラーメンのようなスープは使いません。
代わりに特製のタレと特別に調合した油、そこに酢とラー油を絡めていただきます。
スープのない油そばで全体の味を大きく左右するのが、麺。
油そば 東京油組総本店では、創業70年の老舗製麺所と最高品質の国産小麦を使った麺の開発に取り組み、1粒の小麦から約6%しか取れない「アリューロン層」という特別な部位を多く取り込んだ特別な麺作りに成功しました。
今まで抽出が難しかったこの部位には、ビタミン、ミネラル、ポリフェノールなどの栄養素がたっぷり。
もちもちの食感と小麦の香りが楽しめる中細麺として、存在感を放っています。
長年の歳月をかけて開発された秘伝のタレが、この麺の豊かな味わいを最大限に引き出しています。

また、「油そば」という名前から意外に思うかもしれませんが、カロリーは一般的なラーメンの約3分の2!
塩分も約半分と、とてもヘルシーです。
体重が気になる方にはうれしいですね。
店長おすすめの食べ方をご紹介
「麺は生き物。その日の気温や湿度など、状況によってゆで加減を調整し、最適の形で食べていただけるよう努めています」と話すのは、9月から店長を務める飯野さん。
毎日、当日届いたフレッシュな麺を使用し、常に新鮮なものをご提供しているそうです。
飯野さんに、おすすめの食べ方を聞きました。
「定番の油そばにスペシャルトッピングA(ねぎごまと半熟たまご)が人気です。半熟卵を全体に絡めるとまろやかで優しい味に。辛みそ油そばは、辛党の人もうなるスパイシーさが魅力で、辛いのが好きな人はやみつきになるかも」
他にも豊富な単品トッピングが用意されているので、自分好みの味を見つけるのも楽しいかもしれません。

店名/油そば 東京油組総本店 本八幡組
住所/千葉県市川市八幡2-15-10 パティオ1F
営業時間/ 11:00~23:00 ※麺がなくなり次第終了
定休日/無
電話番号/050-8883-8292
駐車場/無
アクセス/本八幡駅徒歩1分
ホームページ/https://www.tokyo-aburasoba.com/