白井市のサークル「手ことばの会ひまわり」は、手話を楽しく学ぶことができるサークルです。

聴覚障害者との交流も大切にしており、クリスマス会なども行っています。

【白井市】手ことばの会ひまわり
アイラブユーの手話でポーズ! 笑顔がすてきなメンバーの皆さん

公開 2023/01/30(最終更新 2023/02/17)

ふらりん

ふらりん

東京生まれ、白井市在住。派遣社員&音訳ボランティア&Webライターを兼業しています。白井(しろい)の良いところをたくさん伝えたいという思いで、ちいきライターになりました。愛犬の魅力もInstagramYouTubeで発信中。趣味:手話、手芸、お絵かき、フラワーアレンジメント

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発足当初は、授乳しながらの活動も

【白井市】手ことばの会ひまわり
クリスマス会の劇(立っているのは手話通訳担当者)

手ことばの会ひまわり(以下、ひまわり)は、1996(平成8)年5月に、白井市手話サークル「梨の実」(以下「梨の実」)に参加していた一部のメンバーが、白井市聴覚障害者協会(当時は聴覚障害者「友の会」)の協力を得て手話サークルとして発足しました。

当時、「梨の実」の昼・夜にあった定例会が、都合により夜のみになったことで、昼にしか参加できないメンバーが、ひまわりを新たに立ち上げることになったのです。

【白井市】手ことばの会ひまわり
よろしくお願いします(手話)

発足当初は、乳児を抱えた母親が多く、ブルーシートの上で子どもを遊ばせ、授乳をしながらの活動。

「若かったからできた事」と発足メンバーの一人は笑顔で語ります。

ゼロからのスタートは困難でしたが、どんな事も皆で話し合って決め、それが現在の、無理のない楽しい活動につながっていると考えているそうです。

手話を始めるきっかけはさまざま

「聴覚障害者の知人と話したい」「ボランティア活動として始めるため」など、手話を始めるきっかけはさまざまです。

【白井市】手ことばの会ひまわり
災害時や新型コロナに対応した手話ハンドブック

映画やドラマで興味を持つ人も増えているようで、見る言語、手話の豊かな表現を知り、覚えたいと考える人は多いのではないでしょうか。

ろう者と聞こえる人をつなぐ活動

一見しただけでは分からない聴覚障害。

電車の遅延や地震情報などの音声情報を得ることはろう者にとって、とても困難です。

【白井市】手ことばの会ひまわり
イベント参加時のブース

手話を知らなくても筆談や身振りなどで、誰でも情報を伝えることはできます。

聞こえる人は、「ろう者は全員手話ができる」「手話は、世界や日本共通だからどこでも通じる」と思っているかもしれません。

しかし、そうではないのです。

ひまわりでは、手話の技術向上の他、正しい知識とその歴史や背景を学び、活動を通して、それらを多くの人に伝えていきたいと考えています。

手話は、ろう者が長い年月をかけて育んできた魅力ある言語です。

そんな手話を大切に未来につなげたいという思いで、ひまわりは活動しています。

手ことばの会ひまわり 定例会

日時/毎週木曜日 10:00~12:00
月2回(土曜日)「梨の実」との合同学習会 13:30~15:00
場所/白井市保健福祉センター、他
住所/千葉県白井市復1123、他

問い合わせ
電話番号/047-492-5716 白井市ボランティアセンター