墨絵は鎌倉時代に中国から伝わった絵画です。
墨一色で花鳥風月を表現する。
そんな墨絵を楽しんでいるグループが柏市逆井にあります。
公開 2023/02/01(最終更新 2023/01/31)

自分が得た感動を墨一色の絵に託す
「墨絵に興じる会」は約20年前から活動し、月2回10人ほどが集まっています。
地元柏市や我孫子市に在住の人たちで、ほとんどが定年を迎えており、最高齢は96歳です。
10年来通っている人や、昨年始めた初心者も。

墨絵の基本はなんといってもスケッチです。
花や風景を実物や写真を見ながら、絵を描いていきます。
「自分の感動が何より大事」。
そう話すのは、この会の講師を務める林田祥翠さん。
自分が感動したものを描くよう指導しています。
墨絵を好きになってほしい
「墨絵は墨と筆と紙があれば誰でもできます。難しく考えずに楽しんで、たくさん描いて好きになってほしいです。そして、墨絵を続けてほしい」と話す林田さん。
会員の皆さんに笑顔で寄り添います。
墨絵に興じる会では、毎年画集を作っています。
その画集には一年間研さんを積んで出来上がった作品が数多く掲載されており、林田さんは宝物のように大切に保管しているのだと言います。
また2月15日~18日には、柏市民ギャラリー(柏市柏1-7-1 DAY Oneタワー301)で30回墨翆会展を開催します。
それに向け、会員たちは墨絵の制作に取り組んでいます。
林田さんも「コロナ禍の影響でできなかったので、3年ぶりの開催です」とうれしそうに笑います。 (取材・執筆/1413)
日時/第2・4月曜日 午前10時~正午
場所/柏楽園ふるさと会館
住所/千葉県柏市逆井5-7-37
問い合わせ
TEL/04-7128-6151 林田