子どもから大人まで、バレエ経験の有無にかかわらず、参加したみんなで創り上げる市民によるバレエの舞台公演が3月21日(火・祝)、四街道市文化センター大ホールで催されます。

公開 2023/02/02(最終更新 2023/01/31)

ちいき新聞ライター

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構想から10年を経て実った思い

今回のバレエ公演は、やる気があれば誰もが参加できる、四街道市民によるバレエの舞台公演。

【四街道市】100人を超える市民がバレエの舞台に挑戦!「くるみ割り人形」3月21日公演
四街道の「Y」のポーズで全員集合

市内でバレエ教室を主宰し、指導者として35年歩んできた鴻巣優子さんは、10年ほど前からこの企画を温めていました。

「多くの市民の心を動かす芸術が実現できたらいい」という考えの下、同じ道を歩む長女の加奈さんやバレエ教室に通う子どもたちの保護者有志の思いが一つに。

2022年1月に四街道市民のためのバレエ実行委員会が設立され、5回のワークショップを経て参加者を公募。

3歳から84歳まで123人が集まりました。

最年長の桑田郁代さんは「バレエ教室に通っている孫のさくら(9歳)は舞台に、その母親は企画に参加しているので、私も舞台に立ってみたくて。どこまでできるか不安もありますが、3世代での参加を決めました」と力強く語ります。

【四街道市】100人を超える市民がバレエの舞台に挑戦!「くるみ割り人形」3月21日公演
出演者最高齢84歳の桑田郁代さんと孫のさくらちゃん

クラシックバレエを身近な存在に

普段は、公共施設やバレエ教室でそれぞれ稽古に励んでいるメンバーですが、取材に訪れた1月9日には、四街道総合体育館に全員が集合。

髪をシニヨンに束ねたかわいいバレリーナたちが続々と集まって来ました。

【四街道市】100人を超える市民がバレエの舞台に挑戦!「くるみ割り人形」3月21日公演
稽古風景

実行委員の自己紹介や演目の「くるみ割り人形」に関するクイズの後、振付と演出に当たる加奈さんらからの指導、保護者も加わっての衣装合わせなど、充実した時間が過ぎていきました。

「クラシックバレエをもっと身近な芸術にしたい。バレエの活動を広める中で、地域の人たちが知り合える場をつくっていきたい」と話す鴻巣さんをはじめ実行委員の皆さんの願いが込められた舞台は、きっと観客の心をつかむに違いありません。(取材・執筆/EKO)

【四街道市】100人を超える市民がバレエの舞台に挑戦!「くるみ割り人形」3月21日公演
振付・演出を担当する鴻巣加奈さん

公演日時/3月21日(火・祝)
第1回 午前11時30分開演
第2回 午後3時30分開演
場所/四街道市文化センター 大ホール
住所/千葉県四街道市大日396
演奏/千葉県立幕張総合高等学校
シンフォニックオーケストラ部とOB・OGの皆さん
入場料/1,500円~(※席種により異なる)
問い合わせ/080-3709-1178 ししくら
090-3220-2925 谷