OIKAZE Route & Cal Supplyは、千葉市から移住してきた白石伸幸さんが、サイクリストのためにチバニアンの近くにオープンさせたカフェです。

サイクリストのための カフェを市原に
オーナーの白石伸幸さん

公開 2023/02/05(最終更新 2023/02/02)

ちいき新聞ライター

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地域に密着してフリーペーパー「ちいき新聞」紙面の記事を取材・執筆しています。

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地域おこし協力隊の隊員として活動

2020年7月から地域おこし協力隊として活動している白石さん。

その活動目的の「持続的な地域づくり」の一貫で、居住のために借りた民家を自身の手でリノベーションし、趣味である自転車をテーマに「サイクリストカフェ」をスタートさせました。

サイクリストのための カフェを市原に
サイクリストでにぎわう店内(写真はKenichi Kurosawaさんより)

大家さんに許可をもらい、建築士の友人指導の下で天井や内壁を取り払った店内は開放感も抜群。

オープン日を尋ねると、「カフェとしてオープンしてちょうど1年くらいになりますが、まだまだお店のリノベは続きます」との答えが。

既に多くのお客さんを迎え、コーヒーやケーキなどの軽食を提供していますが、店舗は未完成。

サイクリストのための カフェを市原に
分かりにくいと言われる店舗の入り口はこれから看板などを取付ける予定

今後はウッドデッキを作るなど、さらに充実させていくとのことで、「まだプレオープン」と白石さんは話します。

サイクリストのためだけではない場所に

「OIKAZE」という名前は自転車に乗っている時に受ける「追風」から、続くRoute & Cal Supply はサイクリストに最適なルートを案内したいという思いを込めて付けられました。

白石さんは、自身の経験から、地図に載っていない勾配や裏道、走って面白い道の案内をしているそうです。

今では口コミで噂が広がり、年齢を問わず遠方からの来訪者も増えています。

店内には、大好きな自転車が何台も飾られ、来訪者の自転車をかっこよく写真に撮れるコーナーも設置。

サイクリストのための カフェを市原に
お客さんが集まる薪ストーブ

ですが、サイクリストのためだけではなく、一般的なカフェのように誰もが気軽に訪れ、スポーツ自転車に触れるきっかけを作るレンタサイクルなど、いろいろな人が交流できる場所にしたいと白石さんは語ります。

エスプレッソマシンを導入し、ラテ・アートにも挑戦中。

白石さんはケーキ作りも得意なので、ステキなカフェになりそうです。

地域おこし協力隊として市原で活動していますが、地域おこしをしているというより、市原の魅力を発信して自転車で走るきっかけを作っていきたいとも。

それがすなわち活動につながっているのでしょう。

今でも十分楽しいOIKAZE Route & Cal Supply 。

これからの展開が楽しみです。(取材・執筆/案山子)

OIKAZE Route & Cal Supply
住所/千葉県市原市田淵791-1
営業日/日、火、木、土曜(変動あり)
営業時間/9:30~18:00

問い合わせ
Instagram/@oikaze_rnc
※営業日、営業時間はInstagramで要確認