「ママになってもみんなで歌を楽しみたい」という思いに共感したメンバーで2014年に設立された「みはまま合唱団」。

練習やステージの他、特技を生かしたワークショップなど幅広く活動しています。

公開 2023/02/06(最終更新 2023/02/03)

ちいき新聞ライター

ちいき新聞ライター

地域に密着してフリーペーパー「ちいき新聞」紙面の記事を取材・執筆しています。

記事一覧へ

思いを言葉にしたら結成へと動き出した

美浜区 合唱団 メンバー
みはまま合唱団の皆さん

千葉市美浜区で活動する子連れOKの女声合唱団「みはまま合唱団」。

代表の瀬下玲美さんは、第二子を出産後まもなくの転勤で2014年に千葉市に移住してきました。

友人も知人もいない地で、子育てに追われ孤独感を募らせていた中、幼稚園の茶話会の自己紹介で「歌うことが好きです。子連れでも参加できる合唱団を作って、一緒に歌いませんか?」と思い切って打ち明けたのだそう。

その場で3人の保護者が賛同。

さらに、その保護者の友人で以前から合唱団に興味があった声楽家の山中和穂さんとピアニストの石井博子さんが加わり、6人で活動をスタートしました。

結成から9年たった今では、美浜区以外のメンバーも含む30〜50代の36人が在籍しています。

練習は仲間と会える大切な時間

美浜区 合唱団 コンサート
コンサート前にパワーチャージ!

取材日は、3年ぶりのクリスマスコンサートに向けて練習の真っ最中でした。

まず目を引いたのは、指揮者の山中さんのエネルギッシュな指導。

「歌は友達。ハモる喜びを味わってほしい」とメリハリと変化のある指揮で団員たちを鼓舞しながら、一人一人の歌声を引き出そうとします。

美浜区 合唱団
豊かな声を目指して練習中

それに応えるように次第に身も心も解放され、思わず体も動き出し、伸びやかな歌声を響かせる団員たち。

子連れの練習は、おんぶしながら、部屋の中央で遊ばせながら、泣き出しても気にせずに…結成当初からそうしてみんなで助け合って、月に3回の練習に取り組んでいます。

楽しんで歌うメンバーをコンサートで見て育休中に入団した団員の馳さんは、「上手にハモった時は心が震えます」とにっこり。

他の団員たちも「大人になってから友人ができるとは思わなかった」と口々に話します。

専業主婦ばかりでなく、音楽・医療・教育関係、消しゴムはんこ作家、研ぎ師、収納カウンセラーなど多彩な本業を持つ団員たち。

消しゴムはんこ作りや収納講座など、お互いの専門性を生かしたワークショップも開催しています。

「刺激がもらえ、励まし合える仲間と会える練習は、ストレス解消の場でもあるんです」そう話す団員たちの次なる目標は、来年の10周年コンサート。

より豊かな声を目指し活動を続けます。(取材・執筆/ミモザ)

活動日時/金曜(月3回)午前10時~正午
活動場所/打瀬公民館 コアホール
住所/千葉県美浜区打瀬2‐13
参加費/月2,000円

問い合わせ
メール/mihamama.chor@gmail.com

詳細はブログ参照
https://ameblo.jp/mihamama-choir/