「裏ちば」と呼ばれる千葉市中央区の新宿・新田町・新町・登戸エリアで、地域に根差したイベントを開催する「ミッケ」。

魅力的な個人店の多い裏ちばに変化を起こそうと立ち上げ、1年半がたちました。

裏ちばみんなの広場「ミッケ」【千葉市中央区】

公開 2023/02/11(最終更新 2023/02/08)

ちいき新聞ライター

ちいき新聞ライター

地域に密着してフリーペーパー「ちいき新聞」紙面の記事を取材・執筆しています。

記事一覧へ

普段の暮らしをもっと楽しみたい

千葉市中央区新宿の空きガレージスペースを拠点に、まちの魅力を知ってもらおうと活動する「裏ちばみんなの広場ミッケ」。

千葉市のリノベーションまちづくり事業の一環である「リノベーションスクール@ちば」(※遊休不動産などの既存資源を活用し事業化する取り組み)の受講で出会ったMikeこと櫻井洋介さん、しきちゃんこと高津真裕美さん、ばゆちゃんこと辻中亜由子さんの3人が中心メンバーです。

裏ちばみんなの広場「ミッケ」【千葉市中央区】
左からMike、しきちゃん、ばゆちゃん

話を聞いたミッケの企画担当しきちゃんの本業は不動産業。

「裏ちば」出身でもあり、以前から地元の活性化と世代を超えたつながりを深めたいと考えていました。

その思いを実現させるべく取り組んだ事の一つが「石拾い選手権」。

草が生い茂り、石が転がるポートアリーナ近くのさざなみ橋のたもとに近隣の親子が集い、競い合って石を拾うイベントを企画しました。

視点を変えて楽しみながら問題を解決。

現在その場所では、イベント出店を検討している人に向けてお試しで貸し出す「おためしマルシェ」を毎週月曜日の午前8時から実施しています。

矢作町で農家を営む就農4年目のナガシマ農園・吉仲功一郎さんは「おためしマルシェは出会いの場」と語ります。

出店者同士の横のつながりが生まれたり、お客さんから野菜の感想を聞いたりするのを楽しみにしているそうです。

裏ちばみんなの広場「ミッケ」【千葉市中央区】
さざなみ橋たもとで「おためしマルシェ」

一歩を踏み出す後押しをしたい

その他、ガレージスペースでは、地域住民の交流の場として「ミッケ絵本ひろば」や「ミッケ縁日」、売る・買う・教える・教わる体験ができる「ミッケ市」「クラフトミッケ」を開催。

それらを通して、出店者や参加者の「やってみたい」気持ちを後押ししてきました。

裏ちばみんなの広場「ミッケ」【千葉市中央区】
ミッケ縁日で大にぎわいのミッケガレージ

3月には「MIKKE URACHIBA TOUR」を企画。

一人で入るには少し気後れしてしまうおしゃれなお店を、皆で一緒に巡ります。

「今後も裏ちばでのワクワク体験を地域の人たちと一緒に育てていきたい」としきちゃん。

「裏ちばで何かしてみたいと思っていたら一度ミッケに相談してください。全力でお手伝いします」と呼びかけます。

(取材・執筆/ミモザ)

裏ちばみんなの広場ミッケ
メール/urachibakenkyukai@gmail.com
Instagram/@mikke_urachiba