震災翌年から約10年間、多くの協賛を集めた復興支援イベントが最終回を迎えます。
主催者「ともにがんばろう東日本実行委員会」の田地野啓市さんにお話を伺いました。
公開 2023/02/16(最終更新 2023/02/17)

ともにがんばろうその名に込めた思い
東日本大震災発生の翌年に第1回を開催、以来、回を重ねるごとににぎわいを増し、来場者数約1万人を誇る大規模な催しとなった「花いっぱいin習志野台」。

感染症の影響で縮小開催や中止を余儀なくされた年もありましたが、第10回を迎える今年、主催する実行委員会は解散し、復興支援イベントも最終回を迎える運びとなりました。
「震災から10年、開催10回を一区切りとし、今後は新しい支援の形を模索していきたい」と同委員会の田地野さんは力強く話します。
地域の有志7人からなる同委員会。
震災直後、委員長の森紳浩さんが「習志野台から元気を発信し被災地に届けよう」と呼びかけたのを発端に、現地視察を経て、翌年には地域住民550人を乗せ福島へのバスツアーを敢行。

「復興を目指して立ち上がる、その後押しをするため、さまざまに活動しています。私たちも頑張るから、あなたたちも頑張って、という意味を込めて『ともにがんばろう』と名付けました」と田地野さん。
地域の力を結集笑顔いっぱいの日に
イベント当日は、東北ご当地の海産物や農産物の販売をはじめ、地元のキッチンカーや模擬店、地域の小中高生らによる吹奏楽演奏が会場を盛り上げます。
昨年11月に同委員会メンバーが被災地を訪れ撮影した写真を、震災直後の写真と併せて展示する企画も。
「花いっぱい」の名にちなんだ花の苗と鉢植えのコーナーもあります。

「感染拡大防止の観点からも、規模を縮小し、この催しを始めた当初のようにシンプルに、地域を盛り上げ復興の応援につなげるかたちにしたい」と田地野さん。

主催者の熱い思いと来場者の温かい善意が集結し、近隣公園に笑顔があふれる一日になることでしょう。
日時/2023年3月12日(日) 10:00~15:30
場所/北習志野近隣公園
住所/千葉県船橋市習志野台3-4-1
ホームページ/http://hanaippaiinnarasinodai.crap.jp/
Facebook/https://www.facebook.com/narasinodai/