独学で高度なプログラミングを習得した入田翔太郎さん。
そのきっかけや思いを聞きに「ぴおねろの森」にお邪魔しました。
公開 2023/03/01(最終更新 2023/08/31)

閑(ひ ま)
編集&記者。佐倉市在住。閑と書いてひまです。休日は引きこもりの完全インドア派ですがロッキンは毎年全通します。運動は歩くのが限界です。★Twitter★@chiiki_hima
記事一覧へプログラミングとの出合いはゲーム
翔太郎さんが初めてプログラミングに触れたのは、小学3年生の時。
ゲームでコードを知り、初心者向けのプログラミング言語を使ってシューティングゲームを作成しました。
「興味を持ち始めた時には、プログラミングが学べる本も買いました」と、麻衣さんは翔太郎さんを応援。また、プログラミングが学べる教室に体験に行ったことも。
しかし、当時、実現したいことが明確にあった翔太郎さんは、本や教室ではそのことについて学べず、すぐに独学で調べるようになりました。
「海外のサイトも参考にするようになって、英語の勉強にもなっているみたいです」と麻衣さんは笑います。

「喜ぶ顔が見たい」気持ちが原動力
初めはゲームを作っていた翔太郎さんは、「ぴおねろの森」のシステムの開発をすることに。
「ぴおねろの森」の代表を務める大河原亜矢子さんは、「それまでは管理や計算など、処理に何時間もかかっていて。私たちが困っているのを見て、解決したいって思ってくれたことが、もううれしいですよね」話します。

システム開発のために、家では時間を忘れてPCに向き合うこともあるのだとか。
麻衣さんは、「プログラミングをしている時が一番生き生きしてますね。周りの反応が翔太郎自身の喜びになっているんだと思います。私たち両親は全然プログラミングに詳しくなくて、あまり難しい話だと分からないこともあるんですけど(笑)、ただ話を聞いたりだとか寄り添うことだけはしようと。そこまで熱中するものに出合えて良かったです」
翔太郎さん開発 入退室システム大解剖!
ココがスゴイ!(1)
今まで手書きで管理していた入退室…。
入り口にスマホとそれぞれに割り当てた二次元コードを設置し、到着した人が各自読み込むシステムに。
自動で入室の時間が記録されます。
ココがスゴイ!(2)
入退室の記録を基に、月末には利用料を自動算出してくれます。
こちらもこれまでは人力で数えて計算していたため、大きな負担軽減に!

ココがスゴイ!(3)
ただ二次元コードを読み込むだけだと読み込みを忘れる人が増えるかも…との心配の声に応えて入室時に読み込むとおみくじができるように。
楽しみながら管理できるスグレモノです。

ココがスゴイ!(4)
なんだか複雑そうな文字列が並んでいるかと思いきや翔太郎さんの画面は至ってシンプル。
「いつか別の誰かが変更したいと思って見た時に、どこがどうなっているのか分かるようきれいなコードにするよう心がけました」と細部までこだわっています。
