2005年に全国で子どもが犠牲になる事件が相次いだことを受け、翌年船橋市教育委員会が打ち出した事業の一つが登下校の見守りボランティア「スクールガード」です。
公開 2023/02/24(最終更新 2023/02/22)

人の目で子どもへの犯罪を未然に防ぐ
子どもを狙う犯罪は、一人の時や人目につかない場所で起こりやすいため、「人の目で犯罪を抑止する」見守りが効果的です。
活動が始まってから不審者情報は減少しました。
高根東小学校のスクールガードリーダーで、元小学校教諭の柳澤逸夫さんは、担当していた学年の児童が犯罪の犠牲になるという経験をしました。
「あのような悲しい事件はもう二度と起こさせないという気持ちで、子どもたちの安全を見守っています」と話します。

船橋市を「安全・安心」な町に
2005年に192件あった子どもへの不審者被害は近年60件程度になりましたが、今、スクールガードの増員が課題の一つになっているそうです。
市の担当者は「活動はできる時にできる範囲で構いませんので、多くの方の協力をお願いしているところです。スクールガードが今以上に増え、船橋市が子どもたちにとって『安全・安心』な町になるよう、そして、見守り活動を契機に地域の方々の関係が深まり、地域コミュニティーが活性化され、学校・地域・行政が力を合わせながら子どもたちの健やかな成長を見守れたらと強く願っています」と熱く語りました。
※問い合わせ
電話番号/047-436-2876
船橋市役所保健体育課児童・生徒防犯安全対策室
スクールガード事業ページ/https://www.city.funabashi.lg.jp/kurashi/bousai/002/04/p004464.html