京葉線新習志野駅と海浜幕張駅の間に「幕張豊砂駅」が新たに開業。
千葉県内でのJRの新駅誕生は、1998年の東松戸駅以来となります!
公開 2023/03/15(最終更新 2023/03/10)

編集部 モティ
編集/ライター。千葉市生まれ、千葉市在住。甘い物とパンと漫画が大好き。土偶を愛でてます。私生活では5歳違いの姉妹育児に奮闘中。★Twitter★ https://twitter.com/NHeRl8rwLT1PRLB
記事一覧へ親しみやすく分かりやすい駅名に
駅の名称は昨年6月にJRが公募し、1万通を超える応募の中から「幕張豊砂駅」に決定。
「市内でも『幕張』と付く駅名が複数あるので、親しみやすさと分かりやすさに着目し、地名である『豊砂』が付いた名前が選ばれました」と千葉市の担当者はその理由を明かします。
場所はイオンモール幕張新都心(千葉市美浜区豊砂1の1他)のすぐ目の前。
駅と一緒に整備された駅前広場には同モールに続く道沿いに屋根が設置されているので、雨の日の買い物も安心です。

大きな屋根が印象的な駅舎は、光の透過率が高い半透明の「膜屋根」を採用しているため、駅舎内は自然光が降り注ぎ明るい雰囲気が漂います。
太陽光がしっかりと入る分、熱がこもらないように通気性に優れた設計になっているとのこと。

また駅舎の構造も珍しく、1階建てながらも蘇我方面の下りホームは地上に、東京方面の上りホームは高架上に配置。
これは京葉線がもともと貨物線として使われていた頃の名残で、貨物列車を引き込む際に干渉しないよう上下線で高さを変えて線路が設置されているため。
上りと下りのホームでフロアが異なる駅は県内唯一となります。

新駅の誕生でより魅力的なエリアに
今回の新駅開業の構想は、幕張新都心をさらに発展させるために地区拡大した際にスタートしたもの。
新たな駅によって利便性・回遊性が向上し、同エリアがより魅力的なまちになることが望まれています。

「幕張新都心エリアは、『未来に向かって進化し続けるまち』を掲げ、これまでも便利な生活を実現するためのさまざまな実証実験が行われてきました。『幕張豊砂駅』も幕張新都心の重要な場所として、発展に貢献していけたら」と市の担当者も期待を込めます。
駅前にはホテルもオープン予定。
さらに今後は、ロータリー近くの緑地広場をイベント利用していく予定も。
交通機関としてだけでなく、にぎわい創出の拠点としても注目を集めることでしょう。
※幕張豊砂駅に関する問い合わせ
TEL/043-245-5351
千葉市都市局都市部交通政策課
※駅前広場に関する問い合わせ
TEL/043-245-5344
千葉市建設局道路部街路建設課