3月18日(土)~4月9日(日)に我孫子市で開催される「あびこ桜まつり2023~竹宵」では、手賀沼親水広場周辺がたくさんの竹灯籠で飾られ、遊歩道の桜もライトアップ。

ステージやワークショップ、キッチンカーなどの催しも予定されています。

詳しい内容やコロナ禍での中止・縮小などを経ての久しぶりの通常開催への思いを、NPO法人住み良いまちづくり研究所の米澤外喜夫さんに伺いました。

公開 2023/03/15(最終更新 2023/12/25)

野中真規子

野中真規子

フリーライター歴20年。取手市出身。2021春に東京から我孫子市に移住し、手賀沼周辺の水辺や豊かな緑、遺跡、史跡、ユニークな個人商店などに囲まれた生活を満喫中。スパイスと魚影、日本語ROCK、RAP、民族的デザイン、音楽、祭り好き。https://makikononaka.com/

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竹灯籠の幻想的な光と、桜のライトアップで夜のお花見もにぎやかに!

手賀沼公園から手賀沼沿いに5.3kmほど伸びる手賀沼遊歩道には、ソメイヨシノやヤマザクラなどのほか、梅護寺数珠掛桜や御車返しなどの八重桜を含め約20種類、約600本の桜があり、春には満開の花を咲かせます。

あびこ桜まつり2023〜竹宵

桜まつりはその途中に位置する手賀沼親水広場を中心に開催されます。

「桜のライトアップが行われるほか、高さ90センチの大型灯籠がゲートの周りと遊歩道をずらりと飾り、その数は200本以上となります。中央学院高等学校書道部による、春をテーマとした畳4枚分のビッグサイズの書や、市内の年齢制限なしのアート・クラフト教室  ちっちのアトリエによる我孫子市のマスコットキャラクター『手賀沼のうなきちさん』と我孫子駅の駅キャラクター『アコちゃん』のコラボ大型壁画の展示も見ものですよ。

昨年までの開催では、会場で写真を撮影する人がとても多かったので、今回も“映える”スポットをたくさんご用意しています。ぜひイベントを楽しみながら写真を撮って、思い出を残していただきたいですね」(米澤さん)

中央学院高等学校書道部

音楽、劇など多彩なステージイベントも楽しめる

期間内の4日間は、市内の多彩な団体や高校がパフォーマンスや音楽、劇などを展開するステージイベントや、手作りなどさまざまな体験が楽しめるワークショップも開催されます。

ステージイベント

ステージイベントでは30団体以上、ワークショップでは8団体が出展します。

3月25日のオープニングでは中央学院高等学校のチアリーディング部が、地元の子どもたち約60人とコラボしてのパフォーマンスを行います。

ステージイベントは二部に分かれており、25日(土)・26日(日)の第一弾は、和のステージが中心。よさこいソーラン、チアリーディング、書道パフォーマンス、和太鼓演奏、お囃子、かっぽれ、南京玉すだれ、プロ劇団による野外劇も必見です。

4月1日(土)・2日(日)の第二弾は、音楽愛好家や高校吹奏楽部の演奏が楽しめます。

書道パフォーマンス

ものづくりなど体験型ワークショップや、キッチンカーの出店も

ワークショップは3月25日(土)・26日(日)・4月1日(土)・2日(日)。

灯籠づくり、多肉玉づくり、ダンボール工作、レジン、ゴミアート、ペーパークラフトなどのほか、4月1日のみ手作りおもちゃや絵本の読み語り、リユース本の配布など。

体験型ワークショップ

キッチンカーも出店し、飲食しながらのお花見も楽しめます!

あびこ桜まつり2023〜竹宵

休止や規模縮小を経ての本格開催! みんなで作るイベントに

この手賀沼遊歩道の桜ライトアップは始まって8年目となりますが、通常開催は久しぶりとなります。

「スタート当初は市と別の団体が運営していましたが、コロナ禍などさまざまな事情で3年間は休止。一昨年に市からNPO住み良いまちづくり研究所にご相談をいただいて、昨年から市とコラボして私たちも運営に参加しています。昨年はステージイベントなどかなり規模を絞っての開催でしたが、多くの人にご参加いただきました。今年はほぼコロナ鎮静化したということで、久しぶりに本格的に開催することが決まり、11月頃から準備をしてきました」(米澤さん)

NPO法人住み良いまちづくり研究所

竹灯籠は全てNPO法人住み良いまちづくり研究所が制作しています。

同団体では手賀沼周辺で放置された竹林を整備し間伐したものを活用しながら竹灯籠や竹の雑貨、竹炭などを製作し、さまざまなイベントで提供。

現在80人ほどいる会員は制作の腕がどんどん上がってきているそう。

今回の桜まつりでは大型の竹灯籠だけを用いるため70本ほど追加で制作したそうです。

「イベントがきっかけで入会してくる人も多いのですが、この桜まつりを通じて、さらに多くの方に関心を持っていただければ。来年は桜まつりを実行委員会方式で開催したいとも考えています。出演者や出展者はもちろん、参加者も含め、見たり参加したりするだけではなく、みんなで楽しみながら作り上げていくイベントに仕上げていきたい。そうした動きを進めていくことが、我孫子の街をよりよくしていくことにつながるのではないかと思っています」

米澤外喜夫さんと奥様
米澤さんと奥様

あびこ桜まつり2023〜竹宵
住所/千葉県我孫子市高野山193(手賀沼親水広場)
開催日時/
竹宵点灯 2023年3月18日(土)〜4月9日(日) 18時〜22時
ステージイベント、ワークショップ
2023年3月25日(土)・26日(日) 11:00~16:00 
2023年4月1日(土)・2日(日) 11:00~16:00 
※ステージイベントは雨天荒天中止。ワークショップは雨天荒天の場合は水の館3階研修室
料金/入場無料
駐車場/261台(第一第二駐車場あり、無料)
アクセス/
阪東バスの場合:我孫子駅南口乗り場から東我孫子車庫ゆき、湖北駅南口ゆき(内回り・外回り)、天王台駅ゆき、手賀の杜ニュータウンゆきにて「市役所」下車徒歩5分
アイバスの場合:天王台駅北口から「水の館」バス停下車すぐ。※平日のみ運行。
車の場合:常磐道柏ICから国道16・6号経由40分
問い合わせ/090-6503-2084 (米澤)
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