3月26日(日)、全日警ホール(千葉県市川市八幡4ー2ー1)で、リメイクした着物作品を披露するファッションショーが行われます。

公開 2023/03/18(最終更新 2023/03/20)

まる

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長野県出身、市川市在住。ウクレレと猫をこよなく愛しています。男子2児の母。ライターの仕事を通して知らない世界をのぞくことができる毎日を楽しんでいます。 

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不要着物を生かしたい思いが活動の原点

市川市 着物リメイクファッションショー 全日警ホール
それぞれの力作を身に着けてステージに勢ぞろいした出演者(昨年の様子)

主催するのは市川市内で活動している「着物リメイク研究会」。

着物をほどかずに裁断して洋服にする方法もありますが、同会では着物をほどき、着る人に合わせて型紙を作り、布地を裁断。

ミシンで縫い合わせ、思い出の着物を唯一無二の作品に生まれ変わらせています。

現在会員は約50人。

市内に4つのグループがあり、月に2回集まって作業を進めています。

会長はリメイクの講師も務める阿部嘉子さん。

大学で被服全般について学んだ阿部さんは、呉服店出身で洋裁店を経営していた母親から「着物で洋服を作ってほしい」と言われ、着物リメイクを始めます。

着なくなって処分される着物をもったいなく思い、今の生活に生かすことを目的に研究会を設立、2007年から活動しています。

市川市 着物リメイクファッションショー 全日警ホール
ファッションショーの様子

100着以上を披露する見応えあるショー

 市川市 着物リメイクファッションショー 全日警ホール 市川市 着物リメイクファッションショー 全日警ホール  

ファッションショーでは作り手がモデルとなり、リメイクした洋服を実際に着用して舞台に登場。

観客からもらう声に喜びや生きがいを感じたり、着なくなった着物の価値の再認識にもつながっています。

披露される作品はブラウス、スカートやパンツ、ベスト、ワンピース、ジャケットやコートなどさまざま。

今回は、会員以外で着物のリメイクをしている人の参加も募り、応募した人たちも共にステージに立つ予定です。

「着なくなった着物を仕立て直すことで、これまで着ていた人の思いも引き継げる」と阿部さん。

とてもおしゃれなデザインの洋服に生まれ変わり、着用する機会も増えそう。

日本の伝統文化である着物。

ファッションショーから再び生かすヒントがもらえるかもしれません。

市川市 着物リメイクファッションショー 全日警ホール市川市 着物リメイクファッションショー 全日警ホール

第15回 着物リメイクファッションショー
日時/3月26日(日)午後2時~午後3時(午後1時30分開場)
場所/全日警ホール
住所/千葉県市川市八幡4ー2ー1 葛飾八幡宮境内
料金/入場無料・当日入場可

問い合わせ
TEL/047-322-5792 石川