守谷市で長年「守谷ひょうたんクラブ」会長を務めた清水さん。

クラブの閉会後、地域の人が交流できる場所を作りたいと、2022年に「喜楽荘」をオープン。

3月中は春の訪れを感じるひょうたんひな7段飾りを展示しています。

公開 2023/03/16(最終更新 2023/03/16)

ちいき新聞ライター

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見事なひょうたんアートは必見

市内でさまざまなイベントや体験教室など、地域に貢献してきた創立37年の「守谷ひょうたんクラブ」。

しかし、近年メンバーの高齢化により2020年に惜しまれつつも閉会となりました。

長く会長を務めた清水さんがこれまで製作した多くの作品は、自宅を開放してオープンした「喜楽荘」で見ることができます。

今年2月から展示された「ひょうたんひな七段飾り」は、ひょうたんの形を生かしながら、アクリル絵の具で丁寧に色付けし、色彩豊かに表現されています。

 ひょうたんひな七段飾り!シニアの居場所「喜楽荘」【茨城県守谷市】
ほっこり癒やされる、ひょうたんひな七段飾り

また、アニメキャラクターを描いたおひなさまは子どもたちのリクエストがあるたびに、検索して制作したとのことで思わずほっこり。

さらに、お遍路したことを機に約40年間かけて四国八十八ヶ所霊場のご本尊を描いたひょうたんは、見る人の心を穏やかにすることでしょう。

その他、工夫を凝らした力作が多数展示されているので見応え十分です。

 ひょうたんひな七段飾り!シニアの居場所「喜楽荘」【茨城県守谷市】
四国八十八ヶ所霊場のご本尊が描かれたひょうたん

人がつながり、安心して暮らせるように

喜楽荘では、糸絵、のれん、彫刻、写真、ステンドグラスなどの作品展やお茶会など、趣向を凝らしたイベントを開催。

今まで延べ960人を超える来訪者があり、そこで知り合った人達が仲間となって、人の輪が広がっています。

さらに、市内で昨年8月発足された、傾聴ボランティア「楽ハート」の協力で、人の心に寄り添い話を聴いてくれる時間も。

今年87歳の清水さんは「安心して暮らすためには、人とつながり、助け合うことが大切。これからも、皆さんにとって良い交流の場になるように活動していきたいです」と熱く話します。

 ひょうたんひな七段飾り!シニアの居場所「喜楽荘」【茨城県守谷市】
清水さん(中央)と傾聴ボランティア楽ハートのメンバー

バイタリティーあふれる清水さんが迎えてくれるシニアの居場所「喜楽荘」。

訪ねてみたら、楽しい時間が過ごせるはずです。(取材・執筆/えこ)

喜楽荘
日時/毎週水曜日、午前10時~午後3時30分、(傾聴)午後1時~午後3時
住所/茨城県守谷市薬師台5-20-6
料金/200円(コーヒー代)
問い合わせ/0297-45-1016 清水