1月28日、木更津市制施行80周年記念事業の一環として、かずさ1号公園(鎌足さくら公園)で鎌足桜植樹祭が行われました。

矢那地区と縁の深い鎌足桜の歴史や魅力をお伝えします。

【木更津市】鎌足桜植樹祭でつなぐ 今と未来
今日が良い思い出になりますように!

公開 2023/03/23(最終更新 2023/03/22)

花

48歳で普通自動二輪免許を取得したへっぽこアラフィフ主婦ライダー。千葉は魅力的なライディングスポットがたくさん!取材と称してソロツーを楽しんでいます。【ブログ】https://ameblo.jp/ohana-hann/

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地元小中学生も参列 未来につなぐ事業

鎌足桜植樹祭では現在までに植樹された80本に加え、新たに3本の成木が公園内に植えられました。

式典には鎌足小・中学校の児童・生徒が参列し、「20年後の自分に向けた手紙」やクラス集合写真などを収めたタイムカプセルの埋設も実施。

カプセルは100周年記念事業で開封する予定で、20年後、大きくなった桜の元に、成長した子どもたちが集ってほしいという願いを込めて行われたのだそうです。

当日は地元飲食店とホテルの出店や、竹を使った昔遊びやワークショップも開催。

家族連れなどで会場は大いににぎわいました。

【木更津市】鎌足桜植樹祭でつなぐ 今と未来
皆が見守る中タイムカプセルを埋設

地域愛で守り育てた歴史ある鎌足桜

鎌足桜はヤマザクラの一種とされる遅咲きの八重桜です。

名前の由来は、矢那の高倉観音に藤原鎌足公が参拝した際、杖で使っていた桜の木が根付いたからという説や、雄しべの先端や花びらの一部が鎌状に曲がっているからという説があります。

【木更津市】鎌足桜植樹祭でつなぐ 今と未来
満開の鎌足桜

鎌足桜の祖株は矢那地区の旧家で育てられてきましたが、老いて枯死寸前となり、この地での歴史が絶える危機もありました。

そこで地元の人が京都の桜づくり名人に苗木の育成を依頼。

10年余りをかけて育成された10本の苗木が里帰りを果たしました。

その後、苗木の育成方法は進化し、地域で苗木の育成を手掛ける人も現れました。

今では市全域に植栽されるまでになっています。

鎌足桜の見頃は4月中旬から下旬。

一度開花した後、八分咲きになると中央の雄しべがもう一度開く「二段咲き」が特徴です。

木更津市鎌足桜保存会のホームページには、鎌足さくらめぐりコースや、植栽場所の地図が紹介されています。

歴史を感じる一味違う桜めぐりもすてきですね。

【木更津市】鎌足桜植樹祭でつなぐ 今と未来
満開の鎌足桜

問い合わせ
電話番号/0438-23-8467 
 木更津市市街地整備課
電話番号/0438-52-3111 
 木更津市鎌足桜保存会(鎌足公民館内)
HP/http://www.kamatarizakura.org/