一年を通してスケートリンクを開放する、県内でも貴重な施設「アクアリンクちば」。

2019年に千葉を襲った台風15号や、ここならではのスケートの楽しみ方について、取材しました。

公開 2023/03/26(最終更新 2023/03/23)

MinK

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会社員との兼業ライターです。旅行会社出身で添乗資格を持っており、旅行の知見を会社員以外で活かせる場はないか?と考えて、ライター活動を始めました。千葉のお出かけスポットや史跡などを取り上げて紹介します。ドラマのロケ地や洞窟めぐりが趣味。https://minksroom.hatenablog.com/

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通年で楽しめる関東で有数のスケート場

千葉市 アクアリンクちば スケート
大人も子どもも、幅広い世代で楽しめます

スポーツの振興と市民の健康増進を目的に、2005年10月23日にオープンした「アクアリンクちば」。

アイススケート場とアクアゾーンからなる複合施設で、国際規格である60m×30mの基準をクリアしたスケートリンクは、一年中開放している関東で数少ない施設です。

台風被災を乗り越え2020年に再開

多くの利用者に愛されてきた同施設。

しかし、3年前の台風15号により、一時閉鎖に追い込まれるほど壊滅的な被害を受けました。

突風で屋根の半分以上が破損し、雨水でスケートリンクや床は水浸しに。

大規模復旧工事のため、施設は休業を余儀なくされました。

その後、営業中止を知った利用者から、多くの励ましや寄付したいとの声を受けて、施設は市と協議の上、寄付口座を開設。

集まった寄付金は、壊れた設備・備品の交換代に充てられました。

そして2020年6月1日、9カ月ぶりにスケートリンクを再開。

「多くの方の励ましもあり、再開がかないました。予定通り再開できた理由として、他に冷凍機(リンクを冷やす機械)の直撃を免れたことも大きかった」と、施設の運営責任者である井上さんは、当時を振り返りました。

千葉市 アクアリンクちば スケート
施設の電気と蒸気は、新港エネルギーセンターのごみ焼却エネルギーから供給

ベストは夏?!意外なスケートの楽しみ方

アクアリンクちばならではの楽しみ方について、井上さんと同じく施設運営の栗原さんに尋ねると、「夏のスケート」との回答が!

「スケートといえば冬のイメージかもしれませんが、暑い夏こそ涼しくて気持ちがいいんです。アクアリンクちばは、真夏でも7、8℃の気温をキープしています」と、笑いながら話します。

夏のスケートブームが到来するかも?!。

なおスケートリンク利用の際には、指先まで隠れる手袋が必須。

ヘルメット、プロテクターの無料貸し出しもあるので、装着して安全にスケートを楽しみましょう。

千葉市 アクアリンクちば レストラン
館内には軽食レストランもあり。メニューはハンバーグやフライ、パスタなど

アクアリンクちば
住所/千葉県千葉市美浜区新港224-1
営業時間/午前9時~午後6時
※年中無休(点検や大会などで時短・休館日あり)
※アクアゾーンは木曜日定休

利用料金
滑走券/一般1,100円、65歳以上880円、高校生900円、小中学生800円、就学前児童400円
貸靴/400円
※貸靴+滑走券のセット券や回数券、団体利用料金あり。詳細はHPで確認を

問い合わせ
電話番号/043-204-7283
※スケート教室もあり(全11種類。短期教室もあり)詳細は要問い合わせ