印西市の「みんなのおにわ」は、自然の中で地域の親子が集う場所づくりを目的に2年前の夏ごろより活動を始めた、里山保育と農園プレーパークが主体の市民活動団体。

心のまま感じて遊ぶことで、心も体も元気になれる場所です。

公開 2023/03/31(最終更新 2023/03/29)

ちいき新聞ライター

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地域に密着してフリーペーパー「ちいき新聞」紙面の記事を取材・執筆しています。

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自然との関わりが五感を育む

はる農園
自然溢れるはる農園

活動場所は千葉ニュータウンから車で20分ほど、印西市岩戸にある、森に囲まれた「はる農園」。

山道を抜けて突如現れる農園では、ヤギ3匹が伸び伸びと暮らし、名物百姓の「はるさん」が無農薬野菜を育て、ぬか漬けやみそ作り講座(有料)などを実施しています。

ヤギと子どもたち
ヤギさんは子ども達とおいしい草が大好き

ハンモックや土遊び場、竹林など子どもも大人もわくわくする遊び場があり、週末はピザ焼き会やキャンプなどでもにぎわっています。  

そんな自然あふれる場所で、平日の午前中は0歳から2歳児対象の里山保育「木のわ」を、月に1度の週末は家族を対象とした「農園プレーパーク(冒険遊び場)」を実施しています。

代表の吉田まりこさんは「乳幼児期から土、水、太陽に触れてたくさん遊んでほしい。自然の中で五感を育むことで心が解放され、たくましくなり、自己肯定感が高められる」と話し、活動中は子どもの主体性や親子が共に楽しみながら遊ぶことを大事にしています。

どろんこ遊びや野菜収穫、もみ殻遊び、木の実や竹を使った遊び、カレー作りやたき火で焼き芋やマシュマロを焼いたりといった、室内ではできない、自然を生かした遊びをみんなで考えながら実践しています。

焚き火でマシュマロを焼く子ども達
焚き火でマシュマロを焼く子ども達

多世代交流できる場を目指して

吉田さんは普段保育士の仕事をしながら、おもちゃコンサルタントや絵本セラピストとしても幅広く活動中。

以前は「みんなのおうちメリリー」という、本物の木のおもちゃで遊べる室内活動がメインでしたが、コロナ禍の影響で屋外での活動を目指しプレイリーダーの資格を取得。

森の中での絵本読み聞かせ
森の中での絵本読み聞かせ

今後の夢は、小屋や庭のあるオープンスペースで、共にご飯を作ったり、ゆっくり過ごしたりと、子どもからおじいちゃんおばあちゃん世代までもが集い地域で子育てができる居場所づくりをしていきたいと、笑顔で話してくれました。

(取材・執筆/紫みゆき)

農園プレーパークチラシ

木のわチラシ

農園プレーパーク
日時/4月9日(日) 午前10時15分~午後1時
※雨天中止
場所/はる農園(印西市岩戸。初めての方は待ち合わせ)
料金/大人1,000円 子ども無料
団体保険1家族100円 ※申し込みはHPより受付

問い合わせ
電話番号/080-6806-5702 みんなのおにわ 吉田

■ライン公式アカウント
里山保育「木のわ」 @122snwxf
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ホームページ/https://minnano-oniwa.studio.site/