佐倉市をはじめ北総地域の星好きな人たちが「星を見たい!」という気持ちにひっかけて「北総星見隊」と命名したグループを結成し、活動中。
写真展や撮影会も開いています。
公開 2023/04/08(最終更新 2023/04/03)

ソバ
大手新聞社の記者を続け、定年延長も終わったので、地域の話題を取材したいと、地域新聞様にお世話になっています。明るく、楽しく、為になる話題を少しでも分りやすく紹介したいとネタ探しの日々です。子どもの頃から麺類が好きなのでペンネームにしました。
記事一覧へ豊かなアプローチで星をとことん楽しむ
結成は2017(平成29)年1月。
地元に天文サークルがなかったので、佐倉市の印旛沼のほとりにあるふるさと広場で同隊の隊長を務める喜多伸介さんらが星を見ている人に声をかけるなどして結成。

会員は同市や四街道市、市川市などの20人。
月に1、2回、ふるさと広場で星や星座を観望。
望遠鏡で見たり、撮影したりと星へのアプローチはさまざま。
会員が知っている宇宙のことや望遠鏡の話題を語り合うことも。
彗星(すいせい)や流星群、天体写真の撮り方なども取り上げられます。
会員の中には、プラネタリウム解説員といった星の専門家や、星空案内人の資格を持つスペシャリストがいます。
また、2001年のしし座流星群を長野県の安曇野で見た会員は、「ものすごい数の流星群を見ることができ感動的でした」と話します。
一般を対象とした観望会も開催。
子ども向けの移動プラネタリウムも実施しています。(移動プラネタリウムは喜多隊長の手作り)

星空の不思議 分らないことが魅力
星を見る楽しさ、魅力について伺いました。
喜多隊長は「一言で言うと不思議です。星を見ながら、自分も含めてこの世は一体どうなっているのだろうと、想像が無限に膨らみます」と話します。
「宇宙では、地球上の常識が通用しないところに強く引かれます。はるか昔の先祖が星空を見て何を考えていたのかなどを想像すると、ワクワクします。私にとって星や宇宙は、分からないことが最大の魅力ですね」と、他の会員も続けます。
星空の記憶と感動が現活動につながる
多くの会員は子どもの頃から星空を見るのが好きだったといいます。
喜多隊長は小学1年生の時に、両親に星の観望会に連れて行ってもらったことがきっかけで星空に思いをはせるように。
ある会員は「星の降る里」と宣言した北海道芦別(あしべつ)市の親戚の家でその情景を目の当たりにしたことで、星に心を奪われました。

2023年2月19日 いすみ市
今年中には佐倉市の市民ギャラリーで星の写真展を開催。
今後は天の川の撮影会なども検討中です。(取材・執筆/ソバ)
※問い合わせ
ホームページ/http://hoshimitai.net/