今年1月、レスリング全国少年少女選抜選手権が東京で開催されました。
この大会に出られるのは、昨夏に実施された全国大会でベスト8までに入った5、6年生のみ。
保坂彪悟(ひょうご)君(道野辺小学校6年)はこの大会で優勝し、初の全国制覇を成し遂げました。

公開 2023/04/08(最終更新 2023/04/05)

2歳上の姉の背中を追いかけて
彪悟君がレスリングを始めたのは2歳の時。
姉の樹奈(じゅな)さんが始めたのをきっかけに近所のクラブに通い始めました。
目標にしている選手は?との問いに、「お姉ちゃん」と即答。
樹奈さんは6年生の時に全国大会3連覇を成し遂げた、レスリング界期待の星です。

練習は週に4、5日 埼玉県まで通う
彪悟君は現在、埼玉県三郷市にあるフェニックスクラブに所属。
取材に伺うと、熱気あふれる道場で小学生と中学生が一緒に練習に励んでいました。
レスリングは体を弓なりにし、ローリング(前転や後転)をします。
手を使わずに頭だけで体を支えることも。
子どもたちの体幹の強さとしなやかな身のこなしに目を見張ります。
時折水分補給を行うだけで、約2時間の練習時間中はほぼ動きっぱなし。
強靭(きょうじん)な体力が養われます。
練習場所への送迎をするのはお母さんかお父さん。
家族のサポートが欠かせません。
「レスリングが面白いと感じるのは、相手にかけた技やタックルが決まった時。仲間と一緒に練習を頑張れる時間も大好き」と彪悟君は話します。
将来の夢はオリンピック。
目下、7月の全国大会に向けて頑張っています。
