2011年にスタートした鎌ケ谷おもちゃ病院は、壊れたおもちゃを修理するボランティア団体です。
60~70代の4人のおもちゃドクターが活躍しています。
公開 2023/04/12(最終更新 2023/04/10)

ハマミエ
鎌ケ谷出身&在住のフリーライター。趣味はドライブと食べ歩き。温泉とコーヒーとウクレレが好き。生まれ育った鎌ケ谷の知られざる(?)魅力を発信して地元を元気にしていきたいと思っています。https://lit.link/hamaemi
記事一覧へ修理ができた喜びと感謝される喜び
おもちゃ病院では、おもちゃの修理をする人を「おもちゃドクター」と呼びます。

日本おもちゃ病院協会にはおもちゃドクターの養成講座があり、鎌ケ谷おもちゃ病院のおもちゃドクターも必要な知識や基本的な技術を講座で習得しました。
メンバーはおもちゃの専門家ではありませんが、趣味や特技を生かして活躍しています。
模型作りが趣味というおもちゃドクター歴2年の三宅幹雄さんは「おもちゃドクターはみんなで協力して直す達成感があり、一人で模型を作っている時とは違う楽しさがあります」と話します。
持ち主からのありがとうの言葉やお礼の手紙が活動の励みになっているそうです。
おもちゃの修理成功率は9割以上!
2月4日に開催された鎌ケ谷おもちゃ病院に最初に訪れたのは、お孫さんを連れた男性でした。
「子どもが小さい時に兄弟で仲良く遊んだ思い出の品です。直ったら孫にも遊んでほしい」と留め具の一部が壊れたベルを持って来ました。
その場ですぐに直せるおもちゃ以外は、おもちゃ病院でお預かり(入院)し、修理をしてから返却(退院)します。
修理代は無償ですが、部品代は実費が必要。
部品調達や症状によっては、1カ月以上の長期入院になることもあります。
昨年1年間で修理した70個のうち修理できなかったおもちゃはたった3個でした。
「直せない物もありますが、直すことも捨てることもできない大切なおもちゃがあれば一度お持ちください」と話すのは代表の池上良一さん。
壊れたら捨てるのではなく、壊れても修理すればまた使えることを知ってもらい、物を大切にする心が育つことを願い活動を続けています。
【開催場所】
(1)鎌ケ谷おもちゃ病院
日時/偶数月 第1土曜日 午後2時~午後4時
※次回:4月15日(春休みの関係で第3週開催)
場所/北中沢児童センター
住所/千葉県鎌ケ谷市北中沢2-1-23
(2)鎌ケ谷おもちゃの図書館「あ・そ・ぼ」開催時
日時/毎月第2・4土曜日 午後1時~午後3時30分
※4月の開催:4月8日・22日
場所/総合福祉保健センター5階団体活動室
住所/千葉県鎌ケ谷市新鎌ケ谷2-6-1
連絡先/090-8945-9357
おもちゃドクター 池上