高滝湖(市原市)の東岸にある市原湖畔美術館の芝生広場で、3月から毎月マルシェをスタート。
運営陣の一人、白石伸幸さんに経緯と意気込みを聞いてきました。
公開 2023/04/13(最終更新 2023/04/11)

きっかけは「山とスパイス市」
昨年、市原湖畔美術館からマルシェを開催したいと相談を受けた地域おこし協力隊の白石さん。
いすみ市の友人らと一緒に、昨年9月に市原湖畔美術館で「山とスパイス市」を2日間開催。
「山を起源とする植物、生活文化、生き物への敬意」をコンセプトに20店舗が集まり、大盛況でした。
この時に白石さんは市原湖畔美術館に魅力を感じ、大きな可能性を見つけたと言います。
また、市原湖畔美術館もこれから定期的にこのようなマルシェを開催していきたいと思ったそうです。

加茂地区の地域活性の新たな起点に
市原湖畔美術館でマルシェを定期開催するために白石さんは、高滝湖周辺で活動するメンバー4人で「旅する千の風のパレード」を結成。
市原市役所地方創生課の協力を得て、市原湖畔美術館と共に官民が協同して計画。
3月から毎月第4土曜日に開催することが決定しました。
その時季その時々の楽しさを感じてもらうために、月ごとにテーマを決めて、毎月テーマに合った店舗を市原市はもちろん広く県内から招集。
初回のテーマは「花もだんごも―『より』じゃなくてどちら『も』楽しみたいそんなよくばりマルシェ―」。
雨天のため急遽屋内での開催となりましたが、生花やクラフト、フードに地元農家の野菜の販売、ライブペイントと盛りだくさんの内容でした。
次回4月のテーマは「COFFEE(bitter)&SWEETS『人生って苦いことも甘いことも両方だからこそ楽しい』」。
千葉県各地のコーヒー店が10店舗以上そろい、テイスティング企画をする他、スイーツやフードも合わせて20店舗以上が集まるそうです。
また、市原湖畔美術館では4月15日(土)より企画展「末盛千枝子と舟越家の人々―絵本が生まれるとき―」が開催されます。
彫刻家舟越保武の長女に生まれ、上皇后陛下の講演録の編集者としても知られている絵本編集者の末盛千枝子。
絵本の原画などと共に、彼女を育んだ芸術一家舟越家の人々の作品を展示。
マルシェと併せててこちらも楽しんではいかがでしょうか。(取材・執筆/案山子)
日時/4月22日(土)午前10時~午後3時
※雨天の場合は翌日に延期
料金/入場無料
※美術館展示鑑賞には別途料金が必要
会場/市原湖畔美術館 芝生広場
住所/千葉県市原市不入75-1
電話番号/0436-98-1525 市原湖畔美術館
湖畔のマルシェInstagram/@kohan_marche