印西で笑顔と思いやりを広げ、つながりを創り出すために。
プロジェクトでは「コスモスリボン」を身に着け、擦れ違う人同士が自然にあいさつを交わせる環境を目指しています。
公開 2023/04/20(最終更新 2023/04/19)

あいさつでつながりを感じてほしい
コスモスリボンプロジェクトは大学生が主体となって2022年9月に始めた、まちづくり活動。
市の花「コスモス」をモチーフとしたリボンは、花言葉の「調和」にならい「安心して暮らせるまちに」との願いを込めて手作りしています。

高齢化が進む一方で子育て世代も多い印西市ですが、お祭りなど自治体が一丸となる交流の機会は減っています。
地域のつながりが希薄になることに寂しさを感じ、助け合いやまちぐるみでの子育て、居場所作りを実現したいという思いで活動が始まりました。
最初の活動はあいさつとごみ拾いから
活動を始めた当初はリボンを着けてくれる人も少なかったのですが、2回目は4人、3回目は16人…と徐々に輪が広がっていきました。
「ごみ拾いを通してあいさつや会話が生まれ、いろいろな人とつながっていくことが楽しい!」と代表の阿部美香さん。

昨年正月には公園でたこ揚げやベーゴマ、羽根突きなどを行い、170人も集まったそうです。
23年2月からは新しい取り組み「みもらん」(見守り防犯ランニング)を発足。
同じユニホームを着て各自で地域を見守り、気付いた事をまちづくりに生かす新しい地域貢献の形です。

「わがまち」意識を新しい地域資源に
代表の阿部さんは印西育ちの大学生。
小学生から続けている太鼓の活動で、自分の演奏で相手が喜び、地域が自分を受け入れてくれる感覚を体験したことから、漠然と地域づくりに興味を持ちました。
市民活動支援センターの講座に参加したことが、構想を実行に移すきっかけに。
自分から積極的に挑戦し楽しむことを大切にしているそうで、「自ら動けば周りは助けてくれる」と笑顔で話してくれました。

「地域で活動をしていると『わがまち』意識が高まるので、今後はいろいろなイベントを企画し、まちづくりを趣味と言える人が増えたらうれしい」とのことです。
(取材・執筆/紫みゆき)
※問い合わせ
メール/cosmos.ribbon.since2022@gmail.com
インスタグラム/@cosmosribon_project