週末ファーマーズ倶楽部は、週末に千葉市緑区の農園に集う、誰もが自由に農作業を体験できるグループ。

今年で14年目を迎える活動を取材しました。

公開 2023/04/23(最終更新 2023/04/18)

ねんじ

ねんじ

3人の男子の育児に奮闘中の母ちゃんライター。趣味は、寝ること、食べること、時々キャンプ。身近な地域でキラリと輝く人や物に目を向け、読んだ人が元気になれるような記事を書くことが目標です。

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みんなで自由に農作業を楽しむ

3月5日・12日の活動は、ジャガイモの植え付け作業。

5人の参加者が農園に集まり、「畝(うね)ってどうやって作るの?」と試行錯誤しながら作業を進め、2日間の作業で男爵、キタアカリ、メークインと3種類のジャガイモを植え付けることができました。

参加者は年代も性別もさまざま。

子育て中の人や会社員、倶楽部の活動をきっかけに就農した人もいるそうです。

活動中に農家の人からアドバイスを受けたり、収穫した野菜を分けてもらったりすることも。

一人で黙々とするイメージの農作業ですが、交流しながら土に触れ、皆リフレッシュした表情で作業を行っていました。

誰もが自由に農作業の体験を「週末ファーマーズ倶楽部」【千葉市緑区】
柏原さん(前列右)と参加者の皆さん

自然の中で感じる新たな可能性

お話を伺ったのは週末ファーマーズ倶楽部の代表・柏原博文さん。

2010年に農家の知人が所有する農地に隣接する耕作放棄地で何かできないかとトラクターを入れたことが活動のきっかけ。

仲間と共に「できることを楽しんで」をモットーにSNSで参加者を募り、農作業やみそ作りなどのワークショップを続けてきました。

今年で14年目を迎える週末ファーマーズ倶楽部は、3月より活動場所を緑区平山町からあすみガーデン市民農園に移しリスタート。

信頼できる農家から農作物の共同購入を行うなど、農家と消費者をつなぐ取り組みを今後さらに行っていきたいそうです。

誰もが自由に農作業の体験を「週末ファーマーズ倶楽部」【千葉市緑区】
皆で交流しながら楽しく農作業

「週末の朝、自然の中で土に触れ、農作業する時間が楽しい。野菜の成長はうれしいし、採れたての野菜は本当においしい。それをみんなで一緒に体感できたら」と柏原さん。

最後に、野菜を作るコツについて話を伺うと、「失敗を恐れないこと。自然に触れるといろいろなものがきっと見えてきますよ。分からないことがあったら、いつでも遊びに来てください」と笑顔で話してくれました。

自然の厳しさも優しさも、すべて温かく受け止める柏原さん。

その魅力に引かれて人が集い、活動が長く続いているのだと感じました。

誰もが自由に農作業の体験を「週末ファーマーズ倶楽部」【千葉市緑区】
ジャガイモの植え付け完了!

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