「夏も近づく八十八夜」の歌にあるように、立春から88日目ごろが新茶摘みの季節。
温暖な気候の袖ケ浦市は、お茶の栽培にも向いています。
そんな袖ケ浦の新茶に注目してみました!
公開 2023/04/25(最終更新 2024/01/04)

花
48歳で普通自動二輪免許を取得したへっぽこアラフィフ主婦ライダー。千葉は魅力的なライディングスポットがたくさん!取材と称してソロツーを楽しんでいます。【ブログ】https://ameblo.jp/ohana-hann/
記事一覧へ栄養たっぷりの新茶は1年に1度きり
お茶の葉はチャノキというツバキ科の木から収穫されます。
その年チャノキから一番初めに出た新芽で作った煎茶が新茶。
新芽には冬の間に蓄えた栄養が詰まっているため「新茶を飲むと長生きできる」と昔から重宝がられてきました。

2023年の八十八夜は5月2日。
風土や茶園により異なるものの、新茶摘みはその近辺の日程で行われます。
優れたお茶の産地袖ケ浦。茶摘み体験も
農産物直売所「tasso(タッソ)の森」マネージャーで、お茶農家でもある福原さんは袖ケ浦が優れたお茶の産地である理由を「暖かい気候や、土壌が柔らかいので根が深く張れて養分が取りやすいことと地下水が近いこと。水分をたっぷり含んだおいしい茶葉が収穫できるのです」と話します。

袖ケ浦には現在3軒の茶葉工場があり、各工場で茶葉の生産から加工まで行っています。
お茶は「蒸す」「もむ」「乾燥」など約10もの工程を経て製造されます。
同じ製法でも工場ごとにこだわりと個性があるのだとか。
せっかくの新茶。
福原さんにおいしいお茶の味わい方を尋ねると「沸騰したお湯を70〜80度まで冷まして入れるなど、きちんとした手順で入れるのがコツ。おいしいお茶は口に入れた時、渋みより甘みが先に来るんです」と教えてくれました。
tassoの森では今年初めて期間限定の「新茶摘み体験( 有料)」を実施。
自分で摘んだ茶葉はお茶に加工され、約1週間後に受け取れます。
また参加者は、この時季しか食べられないお茶の新芽の天ぷらも試食できます。

手間がかかるため今や貴重な「手摘み」のお茶。
自分で摘んだとなると、おいしさもひとしおのはず。
今年は袖ケ浦の新茶を楽しんでみては。

イベント詳細が決まり次第、公式HP、ツイッター、インスタグラムにて公開予定!
【tassoの森 お茶摘み体験】
期間/5月8日(月)~13日(土)予定
※新茶の芽の状況で前後する可能性あり
料金/1,000円(送料別)※要予約
予約・問い合わせ先/0438-38-3707 tassoの森
ホームページ/https://tassonomori.jp/
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