八千代松陰高校2年生、陸上部の鈴木琉胤(るい)さん。
昨年素晴らしい活躍をし、今年はインターハイ出場が目標、将来は世界を目指します!
公開 2023/05/18(最終更新 2023/08/31)

高校陸上にスーパールーキー登場

鈴木さんは松戸市立小金北中学校の出身。
中学時代はサッカー部に所属し、駅伝シーズンのみ校内で結成される駅伝部にも参加していたそうです。
昨年、八千代松陰高校に入学すると陸上部に入り、10月の国体では少年男子B3000mで優勝。
高1最高記録を17年振りに塗り替えました。
この記録は高校記録全体でも歴代3位の好記録です。
そして12月には全国高校駅伝の4区を走り、区間3位。
八千代松陰高校40年振りの表彰台に貢献しました。
信頼する恩師から教わった走る喜び
陸上競技は、日々の練習の中で「他人よりも速く走る」というシンプルな目標に向かって、ひたすら厳しい練習を繰り返します。

同級生の河嶋晃汰さんと(左)
「競技中に戦う相手は、いわば同じつらさを味わってきた『仲間』といえるライバルたち。競技が終わればその『仲間』たちとたたえ合えるのが陸上競技の素晴らしいところ。自分の怠け心に負けずに走らないと味わえない、楽しさがあります」と鈴木さんは教えてくれました。
哲学者のようなことを言う鈴木さんはもともと物事を深く考えるタイプではなかったそうです。
中学時代の駅伝部の顧問である岡崎崇典(たかのり)教諭から人間性や考え方についても指導され、鈴木さんも岡崎先生を信頼して付いていった結果、自分の考え方が形成されていったということです。
まずは体をつくって 焦らずしっかりと

今年、鈴木さんは2種目インターハイ出場を目標にしています。
将来はオリンピック出場も目指しているとのことですが、「まだ高校2年生なので焦らずにしっかり体をつくって、大人のステージに上がってから出場したい」とのこと。
大人になっても輝けるように、息の長い選手を目標にしているそう。
飛躍を誓う高校生ランナーの鈴木さん。
これからの活躍に目が離せません。 (取材・執筆/福)