1877年にエジソンが発明した「円形型蓄音機」。

これがレコードの原型といわれ、その25年後にはアメリカで円盤型のレコード盤が発売されました。

そんなレコードをこよなく愛する仲間が集い、交流会を行っています。

公開 2023/05/20(最終更新 2023/05/15)

ボノ

ボノ

横浜から千葉に移り、ちいき新聞でライターを始めました。取材は歴史物・行政関係が多め。今は卓球を週に7回、ジムで泳いだり、ピアノ教室&弾き語りのライブをやったりと、とても充実した毎日を楽しく過ごしています!

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一時姿を消すも根強い人気のレコード

市原市のレコード交流会の様子
レコード交流会の様子

長年音楽ファンを楽しませてきたレコード盤ですが、1982年にCDが発売されると、90年代初頭には店頭で目にする機会が減りました。

しかし今でもレコード盤を愛好する人は多いのでは?

市原市在住の石川英明さんもその一人。

市原市のレコード交流会 石川英明さん
石川英明さん

音楽が好きで多くのレコード盤を集めていました。

息子さんたちが小さい頃にはこんなエピソードも。

テレビが壊れ、普通ならすぐに買い替えるところですが、音楽好きの石川さんは夕食時にじゃんけんで勝った人が好きなレコード盤を選んで鑑賞しようと提案。

以後家族でさまざまなレコードを聴くようになったそうです。

音楽で人を楽しませ人の輪を広げたい

市原市のレコード交流会  レコード
アナログならではの味わい深い音

2012年から「自宅にこもりがちの人が外出するきっかけになれば」と「レコード交流会」をスタートし、この4月で130回を迎えました。

毎月テーマを決め、クラシックからジャズ・ポピュラーなど幅広いジャンルに親しめます。

例えば「ハープで優雅な午後を」「トランペットで楽しもう」など。

さてこの「交流会」、ただレコードを聴くだけではなく、まずは聴く人を引きつける石川さんの面白いトークから始まります。

楽しいうんちくで笑って、一気に和やかムードになった後にいよいよ最初の1曲がかかります。

すると石川さん「さあ!これは何という曲でしょうか?!」。

参加者の皆さんは「聞いたたことある」「何だっけ」「思い出せない」など大興奮!

正解すると花がもらえます。

何曲か楽しんだ後、花をもらった人ももらえなかった人も「ティータイム」。

こうして笑いが絶えない会場で、いろいろな曲に親しみます。

石川さんは「私はレコードを静かに聴いてもらいたいとは思いません。楽しく聴いて、少しおしゃべりもし、たくさんの友人・知人をつくってもらえればうれしいです」と語ります。

近年レコード盤の売り上げがCDを上回る人気だといいます。

いろいろな操作が必要な分、自分の気に入った音が出せるレコードの魅力が幅広い世代に受け入れられ、再ブームの兆し。

レコードの豊かな音に耳を澄ませて仲間と笑うことで日々のストレスも忘れ、爽やかな気分になることでしょう。

次回開催予定/5月21日(日)、6月11日(日)午後1時半~午後4時(午後1時開場)
場所/姉崎保健福祉センター(アネッサ)2階
住所/千葉県市原市椎津1131-1
料金/300円(茶菓代)

問い合わせ
電話番号/090-7716-4611 石川