日本女子サッカーリーグの元選手で、現在は男性として生きる3人組クリエーター「ミュータントウェーブ。」。
「なんでも聞いていい」と言うおおちゃん、あさひさん、まささんへの直撃インタビューです!
公開 2023/05/21(最終更新 2023/05/19)

編集部 ゆりか
編集部所属の取材記者。白井市出身、船橋市在住。コンテンポラリーダンス、ヨガ、ズンバ、バレエなどとにかく踊るのが好き。取材執筆も好きだが、地図が読めないため取材前はいつも軽く迷う。食べ盛りの夫と3人の子育てに奮闘中。
記事一覧へ女性としての自分に違和感

ユーチューブでやっている「街カミングアウト」という企画。
街で、「3人はLGBT(※性的少数者の総称)のどこに属しているか」を尋ねると、「G(ゲイ)かな、B(バイセクシャル)かな」と悩む人々。
「実は全員T(トランスジェンダー)でした!元女性です」と言うと「えー!」と驚きの声があがります。
一見男性の姿の3人、もともと女性で生まれたとは想像がつきません。
トランスジェンダーとは身体と心の性に違和感がある人のこと。
3人は女性の身体で生まれましたが、スカートをはくのが嫌だったり、女の子を好きになったり、思春期の身体の変化に違和感を感じたりしていました。
サッカー選手だった時は仲間が受け入れてくれ、生きづらさを感じることはほぼなかったそうですが、引退して就職活動を始めると、トランスジェンダーのために内定を取り消されたこともあると言います。
自分のジェンダーのことをずっと隠して生きてきたまささん、大学入学前に親にカミングアウトしたあさひさん、小学生の時からオープンにしていたおおちゃん。
経緯はそれぞれですが、3人は男性として生きることを望み、性転換手術を受け戸籍の性別も変えました。

自分も人も大切にしよう

ユーチューブは「自分を見て誰かが頑張れるような、生きる希望になれたらいい」という動機で始めました。
最近では活動の幅を広げ、学校や企業でジェンダー教育の講演会なども行っています。
「講演中に小学生がカミングアウトして、『わー』と歓迎ムードになったことも。家族や友達のためにできることを教えてほしいと言われたこともあります」と話すおおちゃん。

そんな3人に会える講演会が6月24日八千代台東南公共センターで行われます。
題して「世界一なんでも聞いていい、ジェンダーの話し」。
それぞれが自分らしく生き、自分と同じように人を大切にする社会になるために…。
3人はトランスジェンダーのロールモデルになるべく、ポップに明るく発信し続けます。(取材・執筆/ゆりか)
\「ミュータントウェーブ。」ユーチューブはこちら/ https://www.youtube.com/channel/UC8AuY5zhH76XT2KWoug3xsA?app=desktop
「トランスジェンダ―・元なでしこリーグ選手の
『世界一なんでも聞いていい、ジェンダーの話し』」
日時/6月24日(土)午前10時~午前11時半
場所/八千代台東南公共センター ホール
住所/千葉県八千代市八千代台南1-11-6
料金/入場無料
問い合わせ・申し込み
電話番号/047-485-6505
メール/danjo@city.yachiyo.chiba.jp
八千代市男女共同参画センター