千葉市中央区にある千葉市科学館は、子どもから大人まで「科学」を楽しく体験できるスポットです。科学に関連する各種ワークショップやイベント、県内最大のプラネタリウムは特に人気があります。千葉市科学館の栄井隆典さんに展示の楽しみ方や、見どころについて伺いました。
公開 2023/05/31(最終更新 2023/12/25)

目次
「千葉市科学館」ってどんなところ?

千葉市科学館は、複合施設Qiball(きぼーる)の7階から10階にある参加体験型の科学館です。科学館といえば、子ども向け施設のイメージがあるかもしれませんが、ここは大人も楽しめる展示やワークショップ・イベントが盛りだくさん!
とはいえ、科学って難しいイメージがありますよね。そんなときは、館内の科学館スタッフやボランティアスタッフに聞くのがおすすめです。分かりやすく解説してくれるので理解が深まりますよ。

千葉市科学館のプラネタリウムは県内最大!

千葉市科学館のプラネタリウムは県内最大の収容人数を誇ります。また投影する番組数も充実しており、栄井さんは「話題性のあるキャラクターや動物などが登場する子ども向け番組、プラネタリウムスタッフによる生解説番組、コンサートやアロマなどと星空を組み合わせた特別番組や、赤ちゃんが泣いても大丈夫な赤ちゃん連れにおすすめの番組など、利用者のニーズに合わせた番組を数多く用意しております」と話します。

ゆったりとした座り心地の良いシートで見るプラネタリウムは、まるで本物の星空を見ているかのような空間。プラネタリウムの投影時間は約40分間です。
上映スケジュール/https://www.kagakukanq.com/planetarium/
千葉市科学館の常設展示は8階から10階まで

8階から10階はフロアごとに設定されたテーマの常設展示があります。決まった順路はないので、興味のあるところから自由に見学・体験してOK!
8階フロア/視覚・音・光・数のふしぎな世界を楽しく探究「ワンダータウン」
8階のワンダータウンは、小・中学校で学習する科学の原理や法則が体験できるフロアです。教科書の文字だけでは難しいことも、展示を体験することで理解しやすくなっています。
展示内容:視覚・感覚の不思議、音の不思議、光の不思議、数とかたちの不思議、からだの不思議

9階フロア/くらしを支える技術を通し、その原理をひも解く「テクノタウン」
9階のテクノタウンは、私たちの暮らしを支える産業などで使われる技術や資源探査に関する展示があるフロアです。「さまざまな科学技術は、私たちの日々の生活に密接に関わっています。展示を通して科学に親しむ機会になればと思います」と栄井さん。
展示内容:技術の進歩、機械と技術、海洋と技術、都市と技術、デジタルと技術、電波と技術、おもちゃと技術
「しんかい6500」は、人を乗せて6500mの深海まで潜ることのできる有人潜水調査船です。実物大モデル展示では、コックピットに入ることも可能です。

テクノショップは千葉市内にある企業の独自技術や製品を紹介するコーナーです。実物の製品、パネル、映像などで展示しています。「各企業の取り組みを知っていただくきっかけになれば」と栄井さんは話します。
10階フロア/宇宙と地球、自然や生命のふしぎを体験「ジオタウン」
10階のジオタウンは、宇宙や地球、自然などスケールが大きな科学をテーマにしたフロアです。大人の方にも楽しめる展示が多くあります。またロケットに使われるエンジンの展示や、月の重力が疑似体験できるムーンウォーカーなども。
展示内容:地球を探る、自然を探る、ニュートリノで探る、宇宙を探る、生活を探る

ムーンウォーカーは月の重力が疑似体験できる展示です。体験開始時間に整理券の配布を開始します。平日は11時・13時・15時、土日祝は10時・11時・13時・14時・15時です。利用には身長120センチ以上、体重100キロ未満などの制限があります。

宇宙から飛来する目には見えない素粒子のひとつであるニュートリノを南極点で観測実験する国際共同プロジェクトについて紹介しています。
千葉市科学館の各種ワークショップ・イベントが充実!

千葉市科学館は毎月さまざまなワークショップやイベントを開催しています。子どもだけでなく、高校生以上の大人向けも充実。
千葉市科学館のミュージアムショップ

ミュージアムショップは、科学の書籍や玩具、夏休みの自由研究におすすめの工作キットなどがそろいます。ミュージアムショップの一番人気は、千葉市科学館のオリジナルパズル「箱入り娘」です。お土産やプレゼントにおすすめです。
千葉市科学館の施設詳細
住所/千葉県千葉市中央区中央4-5-1 複合施設Qiball(きぼーる)内7階から10階
電話番号/043-308-0511
営業時間/
・展示エリア9:00~19:00 ※入館は閉館の30分前まで
・プラネタリウム9:00~20:00 ※投影時間は日によって変動あり
休館日/不定休 ※詳細は科学館ホームページでご確認ください
入館料/
・常設展示(大人600円、高校生300円、小中学生100円)
・プラネタリウム(大人600円、高校生300円、小中学生100円)
・常設展示+プラネタリウムのセット券(大人1,000円、高校生490円、小中学生160円)
アクセス/「京成千葉中央駅」より徒歩6分、JR総武線「千葉駅」東口より徒歩15分、千葉都市モノレール「葭川公園駅」より徒歩5分
駐車場/複合施設Qiball(きぼーる)有料駐車場
科学館ホームページ/ https://www.kagakukanq.com/
Twitter/@chiba_kagakuQ