小さい頃から自然が好きだった山田夏実さん。

自然豊かな我孫子に移り住んだのは18歳の頃でした。

公開 2023/06/06(最終更新 2023/06/06)

ちいき新聞ライター

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新規就農者への熱い支援を受けて一歩を

山田さんはいつかは農業に携わりたいと思っていました。

そんな時に我孫子市が新規就農者への支援をしていると知り、早速セミナーに参加。

すると、そこでは運命の出会いが待っていました。

就農するなら体験型農園をやってみたいと考えていた山田さんに、「ブルーベリー農園を引き継いでくれる人を探している」と話す前オーナーを紹介されたのです。

そこから開業まで全力ダッシュで走り続け、前オーナーの指導を受けながらなんと1年目で開業へとなりました。

山田夏実さん ブルーベリー農園
毎日ブルーベリーの様子を見る

それまで本格的な農業は初めてだった山田さん。

土の性質や虫の駆除などさまざまな苦労が重なりましたが、「新規就農者連絡協議会の先輩や仲間にも支えられている」と言います。

コロナ禍前からテレワークが中心だったITの仕事と農園の仕事を現在も両立し、ブルーベリーの無農薬栽培をしています。

おいしいブルーベリーと新しい夢

「自然を肌と味覚で感じてほしい」「ブルーベリーの本当のおいしさを知ってほしい」。

そんな思いを持っている日々に、来園者から寄せられる「なっちゃんのブルーベリーはおいしい」との言葉に「本当に幸せな気持ちになる」と山田さんは語ります。

今年、山田さんがオーナーになって、2回目の収穫の夏を迎えます。

いろいろな人に支えられて就農の夢がかなった山田さんは「今度は新しく就農したい人の力になりたい」と新しい夢も語ります。 (取材・執筆/かと)

ブルーベリーガーデン 我孫子
無農薬で自然そのままの味が楽しめる