男子プロバスケットボールリーグのBリーグは5月28日、2022‐2023シーズンの全日程を終了しました。

今季の千葉ジェッツはB1東地区優勝と天皇杯を獲得。

最後、チャンピオンシップ(以下、CS)獲得はならず悲願の三冠には届かなかったものの、素晴らしい戦いでブースター(ファン)の心を熱くしてくれました。

夢の続きは来シーズンで!

ありがとう、GO JETS! 

千葉ジェッツ

写真提供:©CHIBAJETS FUNABASHI

公開 2023/06/14(最終更新 2023/06/13)

編集部 R

編集部 R

「ちいき新聞」編集部所属の編集。人生の大部分は千葉県在住(時々関西)。おとなしく穏やかに見られがちだが、プロ野球シーズンは黄色、Bリーグ開催中は赤に身を包み、一年中何かしらと戦い続けている。

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傷だらけでも、勝って勝って勝ち続けた!

HC(ヘッドコーチ=監督)交代などあり不安だった開幕前がうそのように、圧倒的な強さでシーズンを駆け抜けた千葉ジェッツ。

破壊的な攻撃力と堅い守備で、3カ月以上勝ち続けての24連勝(Bリーグ史上最多)も記録。

多くの選手がけがで離脱しても全員でカバーし、CSをホーム船橋アリーナで開催する権利を獲得。

3月にはマスク着用での声出し応援が解禁となり、チームカラーのジェッツレッドに染まったアリーナにGO JETS!コールが帰ってきました!

リーグ戦(東地区)

千葉ジェッツ

4月16日優勝決定。

53勝7敗、驚異の勝率88.3%は、東・中・西地区全24チームの中でも断トツの成績!

B1リーグ最多勝利数・最高勝率の記録を更新しました。

天皇杯

千葉ジェッツ

3月12日優勝。

釧路で行われた初戦の越谷アルファーズ戦は、濃霧による飛行機トラブルで不戦敗の危機もありました。

CS

千葉ジェッツ
元千葉ジェッツでチームメイトだったダンカン選手をたたえる富樫キャプテン

リーグ戦の上位8強が集う1年の総決算。

決勝で琉球ゴールデンキングスに敗れ、惜しくも準優勝となりました(5月28日)。

チームをさらなる高みに導いたJ・パトリックHC

ジョン・パトリックHC

ディフェンスを重視した新しいチームづくりから始まった今シーズン。

「ジョンパトさんに任せておけば大丈夫」。

そんな安心感でがっちりブースターの心をつかみました。

熱い戦いをありがとう!最強ジェッツのメンバーたち

千葉ジェッツ

記録にも記憶にも残る強さで魅せてくれた今季の千葉ジェッツ。

残念ながらチームを離れる選手もいますが、輝かしい歴史を打ち立てたメンバーは、永遠のジェッツファミリーとして、ブースターの間で語り継がれていくことでしょう。

※選手名一部敬称略

#2  キャプテン 富樫勇樹

富樫勇樹

バスケ界のスーパースターも千葉ジェッツで早、主将3期目。

トム・ホーバスHC率いる日本代表でも主将を務めます。

そのプレーを地元で見られる幸せたるや!

シーズン終了後の6月2日に行われたB.LEAGUE AWARD SHOW 2022-23では、7年連続でレギュラーシーズンベストファイブに選ばれました。

富樫勇樹
大男たちのディフェンスの中をドリブルで切り裂く富樫

#3 小川麻斗

小川麻斗

日本体育大学バスケ部を退部し、シーズン途中からチームに加わったルーキー。

昨シーズンまで在籍していた藤永佳昭選手ばりのハードなディフェンスで、会場を沸かせてくれました。

#4 キャプテン ヴィック・ロー

ヴィック・ロー
もう一人の頼れるキャプテン

ガードからフォワードまで全ポジションをこなせる万能選手。

新加入でいきなり主将(富樫選手とのダブルキャプテン)に任命され、卓越したコミュニケーション能力とファイトでチームをけん引しました。

たびたび見せる高速パスからのアリウープは、何度見てもココロたぎります!

ヴィック・ロー

※6月12日、2023-23シーズンは琉球ゴールデンキングスへの移籍が決定していることが発表されました

#7 高橋克実

高橋克実

龍谷大学4年生だった12月末、特別指定選手としてジェッツに入団しました。

試合当日、一番にコートインして練習を始めることが多い頑張り屋さん。

4月13日秋田戦での初ゴールに先輩たちも大喜びでした!

#9 二上耀(ひかる)

二上ひかる

今シーズンから「勝利のジェッツ締め」を引き継いだムードメーカー。

「ひかるん」の活躍するチーム公式動画がきっかけで、ジェッツ沼にはまった人も多いとか。

本業の方は、プレータイムが伸びてきて「これから…」というときの大けがに泣きましたが、来シーズンの活躍が今から楽しみです。

 

#11 西村文男

西村文男

20連敗していたチームが24連勝するようになるまでジェッツを支え続けてきた大ベテラン…ではありますが、「ベテラン」というより「ふーみん」の愛称がしっくりくるおしゃれ番長。

ゲーム途中で出場し、いきなりスリーポイントを沈めて流れを変えたと思ったら、役目を果たしてフワッと風のように去っていく華麗なる仕事人。

#13 大倉颯太

大倉颯太

開幕前の記者会見で、パトリックHCから(富樫選手とともに)「ゴートゥーガイ(大黒柱)」と言われていた期待の若手。

普段クールな彼が、大けがをして悔しそうにコートをたたいていた姿が忘れられません。

不死鳥のように再びコートに舞い戻る日をブースターは心待ちにしています。

#14 佐藤卓磨

佐藤卓磨

リバウンドやルーズボールに飛び込むハッスルプレー、記録に残らない部分でも勝利に貢献するチームに欠かせない存在。

若い選手が増えたジェッツの中で、面倒見のいい兄貴分としても慕われている「愛されキャラ」です。

※6月12日、2023-23シーズンは他クラブへの移籍が決定していることが発表されました

#21 ギャビン・エドワーズ

ギャビン・エドワーズ

ジェッツの高さ・強さの部分を背負ってきたビッグマン。

天皇杯準決勝で負傷し途中離脱するも、復活してリーグ最終盤の快進撃を支えました。

ずっと坊主ヘアだった髪を伸ばし始め、今季はヘアスタイルの変化でもブースターを楽しませてくれました。

ギャビン・エドワーズ
ギャビン七変化

※6月12日、2023-23シーズンは他クラブへの移籍が決定していることが発表されました

#24 ラシード ファラーズ

ラシード ファラーズ

「人生夢だらけ」と語る瞳キラキラの好青年。

スリーポイントを決め「さあここから!」という矢先のけがが悔やまれますが、CS準決勝アルバルク東京戦、ホーム船橋アリーナでの最終戦にコートに戻ってきました!

※6月12日、2023-23シーズンは他クラブへの移籍が決定していることが発表されました

#25 荒尾岳

荒尾岳

4シーズンぶりに帰ってきたベテラン。

柔和で温厚な雰囲気で安心感をもたらす一方、コートではゴール下で体を張る安定感抜群のディフェンスで、別の意味の安心をもたらしてくれました。

#31 原修太

原修太
屈強な外国籍選手にも当たり負けしない強固なディフェンスと…
原修太
あどけない笑顔のギャップ

船橋が誇るフィジカルモンスターは、「高根台の星」から「バスケ界の星」へ。

地元船橋出身の元末っ子キャラは、今や富樫選手と並ぶチームの顔になりました。

思い切りのいいスリーポイントシュートやドライブで千葉ジェッツを上昇気流に乗せた今シーズン、ついにB.LEAGUE AWARD SHOW 2022-23でベストディフェンダー賞とレギュラーシーズンベストファイブに輝き、ルーキー時代から見守ってきたブースターたちは涙・涙!

#33 ジョン・ムーニー

ジョン・ムーニー

相手のゴールを阻み、リバウンドを取りまくり、気づくと猛ダッシュして味方のパスを受けダンクをたたきつける…。

ムーンブロック、ムーンショットがさく裂!

25歳という若さながら攻守の要です。

#34 クリストファー・スミス

クリストファー・スミス

陽気でチャーミングな彼がひとたびコートに立つと豹変。

虹のように高く弧を描く美しいスリーポイントシュート…それが放たれてネットに吸い込まれるまでの刹那、時が止まります。

#44 米山ジャバ偉生(いお)

米山ジャバ

専修大学3年だった1月、特別指定選手としてジェッツ加入を発表した翌日の試合で20分以上プレーし、いきなり初得点を決めました。

3月には大学バスケ部を退部し、正式にプロ契約。

シーズン終了直後、日本代表第1次強化合宿参加メンバーにも選ばれています。

#200 ジャンボくん

ジャンボくん

今シーズンもチームやブースターと一緒に戦ったジャンボくん。

「らいシーズンこそウインウインするゾウ!めらめら」

5歳児の癒やしの力が三冠への道を照らす…かも?

千葉ジェッツ
これからも共に!
GO JETS!