家では飼えないけれど猫が欲しい――。
100円ショップで見つけた手芸モールを使い、猫を中心に制作活動を始めたマークン・ネコガスキーさん。
新しい発想で次々と作品を生み出しています。

公開 2023/06/11(最終更新 2023/06/11)

新しい表現、新しい挑戦を目指して
3年前から制作を始め、昨年、市川市文化会館で開催された第36回輪の輪工芸展では、来場者からの投票で「のびのびする猫」が市民奨励賞を受賞しました。

「また来場者を驚かせて笑顔になってもらいたい」と、今年は第71回市川市展に応募し、ワイヤーを使った「ペンギンの叫び」が美術会賞を受賞。
来場した子どもたちにも大人気だったそうです。

理系の大学出身で、入学してから英語に目覚めて留学。
帰国後、英語教材の制作を考えていましたが、楽しく学べるようにと英単語のパズルゲームなどを作るように。
こちらも多数のコンテストに入賞し商品化され、メディアにも取り上げられてきました。
「新しい事への挑戦が大好き。何か面白い物はないかと常に探しています」と話します。
完成した作品を眺めて楽しむ喜び
子どもの頃からプラモデルなどの立体的な物が好きで、作り始めると止まらなくなるそう。
「才能というよりも執念。一度作ったら、形になるまで絶対に諦めない。完成した物を置いて眺めるという楽しさが今でも記憶として残っています。子どもの頃に何をしていたかはすごく重要だと思います」
現在はリサイクルアートに興味があり、新聞紙の型に布を貼った張り子技法の新作猫たちを次々と作り上げています。
「作品をカプセルトイに商品化するのが夢。多くの人に見てもらいたいので、猫作品をテレビでも紹介されたい」と目標を語ります。
匝瑳市の松山庭園美術館「第20回記念猫ねこ展祭」(7月30日まで開催中)では、古民家美術館飯岡賞を受賞した作品を見ることできます。
「全国の猫作家たちの憧れの地での受賞は最高にうれしい」と語るネコガスキーさん。
挑戦はまだまだ続きそうです。

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