2020年5月、京成線沿いのコンクリート斜面に迷い込んだヤギは「ポニョ」と名付けられ、市民にかわいがられています。
このたび、ポニョが出産したという喜ばしい知らせが届きました。
公開 2023/06/16(最終更新 2023/08/28)

ひろみん
サーフィンや畑仕事など、自然の中で体を動かすことが好き。HIPHOPにも夢中。住んでいる佐倉市のことが大好き!いいところをたくさん伝えていきます。地域の魅力的な方たちと繋がることができる、ちいき新聞のライターのお仕事に感謝しています!
記事一覧へお父さんは救出時に活躍した雌ヤギの子

4月5日早朝、「佐倉草ぶえの丘」で人気のヤギ「ポニョ」が、双子の赤ちゃんを出産しました。
3年前、飼い主の元から逃げ出し、崖の上で3カ月過ごし、一躍有名になった「ポニョ」。
今年1月、妊娠の知らせを聞いて驚いた人もいるかもしれません。
「ポニョを男の子だと思っていた方が意外と多かったようです」と話してくれたのは、草ぶえの丘園長の田辺さん。
お相手は、崖からの救出作戦に協力してくれた「むつざわヤギ牧場」の「さくら」の子どもの「豆の助」とのこと。
温かい目で見守られながら迎えた出産日
草ぶえの丘では約10年ぶりとなる、ヤギの妊娠。
妊娠期間中は、職員さんや獣医さんに見守られながら穏やかに過ごし、出産予定日が近くなると、田辺園長が泊まり込んで様子を見ました。
出産当日、いきむ声がして駆け付けると、程なく1匹目が誕生。
すぐに2匹目も続き、それぞれの鳴き声を聞いて一安心したそう。

ぐんぐん大きくなる双子の男の子

まだ2キロほどの子ヤギを両手で受け止めた時は「ちっちゃいなぁと思った」という田辺園長ですが、あっという間に大きく成長。
時に走り回りながら、親子仲むつまじく暮らしています。

子ヤギたちの名前は、全国の応募の中から、市内小学生の投票により決定。
兄の名は佐倉から1文字もらい「佐助(さすけ)」、弟は草ぶえの丘から1文字もらい「草助(そうすけ)」、2匹ともお父さんから「助」の字を受け継いでいます。
5月3日のお披露目と命名(めぇ〜めぇ〜)式では、多くの来場者が祝福。
2匹はまだ少しお乳も飲みますが、食欲旺盛で、牧草などをよく食べます。

「ここまで順調に育ってくれたのでホッとしている。ヤギは大きくなるのが早いので、今一番かわいい時期の佐助・草助と、お母さんになったポニョを見にいらしてください!」と田辺園長。
ポニョ親子の公開時間は、午前9時半〜午後4時(正午〜午後1時は休憩時間)。
子ヤギのかわいい鳴き声が響く草ぶえの丘で、親子の姿を愛(め)でてみませんか。
場所/佐倉草ぶえの丘
住所/千葉県佐倉市飯野820
開園時間/午前9時~午後5時(最終入園は午後4時まで)
入園料/小・中学生100円、大人410円
ホームページ/https://www.city.sakura.lg.jp/section/kusabue/
問い合わせ
電話番号/043-485-7821
佐倉草ぶえの丘