ハワイで親しまれているソウルフード「マラサダ」って知っていますか?

千葉県市川市本八幡に本店を構え、近日佐倉市内に3店舗目をオープン予定のマラサダ専門店「la aimama kitchen(ラ・アイママキッチン)」で、その歴史や楽しみ方を聞きました。

お話を聞いたのは…

横山さん la ai mama kitchen イオンタウンユーカリが丘店

横山さん la ai mama kitchen イオンタウンユーカリが丘店 ※2023年7月14日オープン
本八幡本店は6月で1周年。今年4月には習志野市大久保に2号店を、7月14日にはイオンタウンユーカリが丘内に3号店をオープン。Instagram/@laaimama

 

公開 2023/06/22(最終更新 2023/06/20)

広田 みずほ

広田 みずほ

埼玉県生まれの千葉県民。地域新聞社で広告の企画営業、編集部を経て現在広報担当。好きなものは東南アジアとハイボール。勝田台駅周辺の酒場放浪記を書きたい。★X(旧Twitter)★@tahirom2

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ドーナツとは、どう違う?

ハワイの定番スイーツで、近年日本でも人気を呼んでいる「マラサダ」。

イースト菌で発酵させたパン生地を油で揚げ、グラニュー糖をまぶして作られます。

ハワイの伝統的おやつ「マラサダ」
ハワイで愛されるのは最もオーソドックスなプレーン。la ai mama kitchenではカスタード入りやきなこをまぶしたメニューも

ドーナツによく似ていますが、大きな違いは発酵の有無。

ドーナツはベーキングパウダーを使って生地を膨らませるのに対し、マラサダはパンのように生地を発酵させるので、軽くふわふわとした食感になります。

また、ドーナツのような穴はなく、具もないマラサダが一般的ですが、最近はクリームなどを詰めたものも。

外はカリッと、中はふんわりとした食感が特徴です。

ラ・アイママキッチンで人気の「濃厚生クリーム」のマラサダ
la ai mama kitchenで人気の「濃厚生クリーム」

実はハワイ発祥ではない!?

実はマラサダの発祥はポルトガル。

ハワイに広がったのはポルトガルから多くの移民がやって来た1800年代後半で、現在ポルトガルではあまりメジャーではありません。

ポルトガル人移民の多くはカトリック教徒であり、「受難節」の前にラードや砂糖を使い切らなければならないため、たくさんのマラサダを作りました。

こうして次第にマラサダがハワイのおやつとして定着していったのです。

ちなみにウクレレも同時期にポルトガルから持ち込まれた楽器が始まりといわれています。

こんな食べ方もおすすめ!

マラサダは、揚げたてはサクサクでジューシーですが、少し冷めるとふわふわもちもちに食感が変わるのが面白い特徴で、どちらもおいしくいただけます。

ハワイの伝統的おやつ「マラサダ」
冷めてもおいしいので手土産にもぴったり

アレンジ(1) 電子レンジで温める

15秒ほど温めるとあつあつふわふわに。

アレンジ(2)トースターで焼く

カリッと揚げたてに近い食感に。アルミホイルなどを敷き、砂糖が焦げないよう様子を見ながらサッと焼きましょう。

アレンジ(3)アイスを挟む

少し温めたマラサダに冷たいアイスを挟んでぜいたくなデザートに!

アレンジ(4)フレンチトーストにする

1日たったマラサダはフレンチトーストに。半分にカットしてから卵液に漬けると中までしっかり染み込んで絶品!

マラサダの作り方