毎月第3水曜に千葉市若葉区で摂食や嚥下(えんげ)に配慮した食べ物を提供する「やわ食のケアラーズカフェ『ごいっしょに』」が開催されています。
公開 2023/06/23(最終更新 2023/06/23)

料理を通して介護を支えたい
歯の数が減る・そしゃくや嚥下機能が低下する「オーラルフレイル」は、必要な栄養が取れないだけでなく、食べる楽しみが減り、高齢化社会の今、深刻な問題となっています。
そこで、栄養士の稲田玲子さんが、介護が必要な人と家族がおいしく安全に食事を取り、他の人とも一緒に楽しく交流できるように、得意な料理で家族を支える活動を始めたことがこのカフェの開催のきっかけとなりました。
食べた人に喜んでもらえたことがうれしいのはもちろん、訪問歯科医や場所提供の協力者が現れたりしたこともカフェを続ける上で励みになっているとのこと。

おいしさにもこだわり楽しい食事を提供
カフェの名前にも使われている「やわ食」は、ただ軟らかいだけでなく、へばりつく感じや喉に送り込まれる感じにも配慮し、また口や顎の衰えを予防することも念頭に置いているそう。
単に介護食や嚥下食というくくりにこだわらず、健常者がおいしく食べられるものを目指しているそうです。
年齢を重ねても食事を楽しみたいというのは、誰もが思うこと。
ぜひ一度、ご家族で訪れてみてはいかがですか。(取材・執筆/かなだより)

日時/第3水曜日(6月21日、7月19日、9月20日、10月18日、11月15日、12月20日)
正午~午後4時( ラストオーダー・午後3時半)
場所/そらカフェ
住所/千葉県千葉市若葉区若松町714-2
参加費/1人300円(飲み物1杯付き)+食事代350円~
電話番号/070-8978-2680
ゆるり家(や) 稲田