ICHIHARA ALE(イチハラ エール)と名付けられた市原市初のクラフトビールが誕生。

発売初日にはお披露目会が開催され、市長をはじめ発売を待ちわびていた多くの人が集まり、このビールの発売を祝福しました。

公開 2023/06/26(最終更新 2023/06/20)

ちいき新聞ライター

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きっかけはリノベーションまちづくり

市原市初のクラフトビールICHIHARA ALE
市原市初のクラフトビール ICHIHARA ALE

ビール開発メンバーの大橋登さん、小川起生(たつお)さん、小川香織さんにビール誕生の経緯を伺いました。

「遊休不動産を活用することで街の課題を総合的に解決する活動をしていた時に市原市のビールを造りたいという思いが湧き上がりました」と大橋さん。

リノベーションまちづくりは、人と人をつなぐのが目的。

その目的のために「ビール」というツールが浮かんだそうです。

「市原市のビールを造って人と人をつなげたい。家族や恋人と、ゴルフや久しぶりに会った友人とおいしい食事を囲み、さまざまな人がつながる時に存在する乾杯。そんな乾杯をする時にこの市原市のビールを使ってほしい」と小川起生さんは話します。

最も苦労した点はビールの味を決めることだったそうです。

どんなビールにするのか方向性を決め、その味にするために試行錯誤を繰り返しました。

市原市 クラフトビール イメージ図
イメージ図

ビールの収益の一部で起業家を応援

市原市 クラフトビール ビアガーデンの様子
こみなと待合室横にて定期的に開催しているこみなとガーデン(ビアガーデン)

今後の計画では、ビールの収益の一部を使って基金制度を作り、市原市内で新規に起業する人や計画する人を応援。

さらに、現在OEM(他社ブランドの製品を製造するシステム)で製造しているビールを、市原市内に工房を作り自社で製造。

最終的には耕作放棄地を開墾して麦を植え、100%市原産のビール造りに挑戦するそうです。

「ただモノを売りたいわけじゃない。乾杯で市原市をよくしたい」と熱い思いを語る3人。

ICHIHARA ALEで乾杯することで起業家への支援、耕作放棄地の開墾、麦畑や工房を作ることで就労支援にもつながります。

100%市原産のビールの誕生と今後の活動に期待したいです。(取材・執筆/案山子)

市原市 ICHIHARA ALEのメンバー
手前右から小川起生さん、小川香織さん、大橋登さんとお披露目会のお手伝いをしてくれたメンバー

問い合わせ
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