肩凝り、頭痛、めまいや不眠…自律神経が乱れるとさまざまな不調が現れます。
少しずつ改善して、元気に夏を迎えましょう!
お話を聞いたのは…
髙橋大樹さん
https://suntree.jp/
公開 2023/06/29(最終更新 2023/06/27)

編集部 モティ
編集/ライター。千葉市生まれ、千葉市在住。甘い物とパンと漫画が大好き。土偶を愛でてます。私生活では5歳違いの姉妹育児に奮闘中。★Twitter★ https://twitter.com/NHeRl8rwLT1PRLB
記事一覧へ自律神経の乱れが不調の原因にも
気圧が不安定で湿度の高い梅雨の時季は、体のだるさや頭痛など体調不良を訴える人が多くいます。
大きく関わるのは自律神経の乱れ。
自律神経とは、「交感神経」と「副交感神経」の2つからなり、仕事や運動などの活動時には交感神経が優位に、睡眠などのリラックス時には副交感神経が優位に働くことでバランスを保っています。
ところがストレスなどで自律神経が乱れると、スイッチの切り替えがうまくできず、夜眠れなかったり逆に日中にだるさを覚えたりと不調を感じるように。
梅雨は低気圧が続くため副交感神経が優位になる傾向があり、本来活動する時間にやる気が出ないなど、生活のリズムが崩れやすくなります。
一方で、気温が一気に上昇する梅雨明けも注意が必要。
体はある程度の気温の変化には適応できるのですが極端な変化には対応しきれません。
真夏は猛烈な暑さの外とキンキンに冷えた室内とを行き来する機会が増えます。
これが自律神経の乱れの原因に。
エアコンは適切に使用し、冷やし過ぎには気を付けましょう。
オンとオフの時間を意識して切り替え
自律神経を整えるには、まず「切り替え」を意識すること。
起きたら朝日を浴びて、朝ごはんをしっかり食べる。
家に帰ったら仕事の事は忘れてリラックスする。
「動く時間・休む時間」を意識的に区別すると自然とリズムが戻ってきます。
こまめに休憩するのもポイント。
家事や仕事の合間に1分でも30秒でも、頭を空っぽにして深呼吸をすることで、集中力もアップし、寝付きもよくなります。
深呼吸は就寝前にもぜひ。
鼻から息を吸い、おなかが膨らんだら口から息を吐き切る。
これを10~20回行うことで副交感神経の働きが高まり、睡眠の質もアップしますよ。
ヨガの「キャット&カウ」のポーズも効果的です(下記イラスト参照)。
食事面で積極的に採りたい栄養素はビタミン。
食品でいうと、ビタミンCが豊富なブロッコリー、ビタミンB6が多く含まれるアジやサンマなどですね。
大豆製品は、別名「幸せホルモン」とも呼ばれるセロトニンを増やすトリプトファンが含まれているので、こちらもおすすめです。