野田商工会議所女性会創立35周年記念事業として、去る6月4日、のだしこども館supported by kikkomanで「子どもたちと作る花プロジェクト」が開催されました。

公開 2023/06/30(最終更新 2023/06/29)

植物に触れることできっかけづくりに
イベントの内容は、土に触れ、植物を大事にする心を養ってもらいたいという趣旨の下、子どもたちやその家族と一緒にプランターに花を植え替えて、のだしこども館の建物前に飾るというもの。
植えたのは3色のベゴニアで、協賛のキッコーマングループの排水処理施設から出る活性汚泥で作られた発酵肥料を用いて育てられた花です。

この体験を通して環境問題やSDGsへの取り組みを考え、地域の人と関わることで町の魅力に気付くなど、きっかけを提供するイベントとして盛況に終わりました。
日々忙しく、なかなか花を植える時間が取れない親世代からも、「この機会に植物に触れる体験ができてよかった」という声があり、子どもだけではなく大人も楽しんでいる様子がうかがえました。

子どもたちに花を通して伝えたいこと
今回の花プロジェクトは、野田商工会議所女性会が主催、野田市が共催で行いました。
経営者や個人事業主の女性たちが集まる同女性会は、地域貢献につながる活動を続けて今年で創立35周年。
会員たちはイベントの実現に向けて、企画から花やプランターの下準備に奔走。
それでも当日は会長の荒巻さんを含め、皆さん楽しそうな表情で来場者と一緒に花を植え替える姿がありました。
「お花の力は生きる力。お花にお水をあげるとぐんぐん成長してくれる、それを見て私たちも力が湧いてくるのよ」と副会長の竹内さん。
「お花の生命力を通して、子どもたちに生きる力や感性を養ってもらいたい」と笑顔で語ります。

今回植えた花は、のだしこども館supported by kikkomanで見ることができます。
強く元気に咲く花が、野田の町にさらなる彩りを添えてくれることでしょう。(取材・執筆/おーた)
