野球応援で心とスタジアムを震わせる「美爆音」で有名な市立習志野高校吹奏楽部に新たな歴史が加わりました。

公開 2023/07/08(最終更新 2024/03/16)

まりか

まりか

ネコと旅、お酒を愛する50代。特技は迷子になることなのに、よく道を聞かれます。両親、伯父夫婦の介護に翻弄されつつ、かわいい、おいしい、のんびりを求めてさまよう日々をinstagramに綴っています。本業は社会福祉士。★Instagram★@neko_marika

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大観衆の緊張払う「見せる側」スイッチ

習志野高校 美爆音 国立競技場での様子
当日の様子

5月14日に国立競技場で行われたJリーグ30周年記念スペシャルマッチのオープニングセレモニー。

ライブパフォーマンスではロックバンドRADWIMPSと共に30周年記念アンセム(応援歌)「大団円feat.ZORN」を披露しました。

RADWIMPSは広い競技場の空気を一瞬で自分たちのものにし、5万6020人のサッカーファンは熱狂。

大舞台での経験豊富な同部ですが、5万人を超える観客の前での演奏は初めてで、プロの力を目の当たりにしました。

出演した全部員173人は、大きな糧を得たと言います。

習志野高校吹奏楽部 練習の様子
練習の様子

支えてくれる人がいて表舞台に立てる

習志野高校吹奏楽部 部長の上杉さん
部長の上杉さん

「ピッチに足を踏み入れたとたん、サッカースタジアム独特の大声援を伴う一体感に圧倒されました。でも全員がすぐに『見せる側』のスイッチを入れることができ、楽しみながら盛り上げられたと思います」と部長でチューバ担当の上杉照(てる)さんは振り返ります。

顧問の海老澤博教諭は「多くの人が支えてくれることで自分たちが表舞台に立てることのありがたさを感じてほしいですね」と話してくれました。

習志野高校吹奏楽部 海老澤教諭
海老澤教諭

高校野球シーズン到来。

「習志野市民の誇り」である美爆音が、今年も球場に響くことでしょう。