市内唯一の男声合唱団が、7月23日(日)に演奏会を開催します。

第1、2ステージは男声合唱組曲を中心に、第3ステージは「夕焼け小焼け」などの懐かしい曲を披露。

年齢を感じさせない力強い歌声がきらりホールに響きます。

鎌ヶ谷チルチルグリークラブ
四声の力強いハーモニーを響かせる

公開 2023/07/08(最終更新 2023/07/05)

ハマミエ

ハマミエ

鎌ケ谷出身&在住のフリーライター。趣味はドライブと食べ歩き。温泉とコーヒーとウクレレが好き。生まれ育った鎌ケ谷の知られざる(?)魅力を発信して地元を元気にしていきたいと思っています。https://lit.link/hamaemi

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歌う姿は若々しく迫力がある歌声

1993年「定年退職後の男性のための発声講座」で講師の赤坂忍さんから指導を受けたことをきっかけに「鎌ヶ谷チルチルグリークラブ」は発足しました。

団名の「チルチル」は「六十の手習い」の英訳(It is never too late to learn)の頭文字を並び替えて付けられました。

現在19人いる団員の音楽経験は、初心者から楽器や合唱の経験者までさまざま。

鎌ヶ谷チルチルグリークラブ
鎌ヶ谷チルチルグリークラブの皆さん

赤坂さんは、発声の指導に尺八の「密息」という呼吸法を取り入れ、初心者にも分かりやすく理論的に指導しています。

練習で聞いた歌声は、四声の厚みがあるハーモニーで鳥肌が立つほどの迫力でした。

最年少で会長の鈴木聡さん(70)は「元気に過ごせているのは赤坂先生が教える呼吸法のおかげ」と話します。

鎌ヶ谷チルチルグリークラブ
毎月2回、3時間の練習に励んでいる

創立当初から参加する臼杵督郎さん(92)は「歌うのが好きだったわけでもなかったが、赤坂先生は褒め上手。練習にくれば仲間もできて、気づけば30年も歌っていた」と笑顔。

他の団員の皆さんも「おなかから大きな声を出すとストレス解消になる」「ハーモニーがピタッと合う快感は他の何にも代えがたい」と口々に合唱の魅力を語っていました。

鎌ヶ谷チルチルグリークラブ

これからも挑戦を続ける男たち

定期的に行っていた慰問活動の中止など、コロナ禍では活動に制限がありましたが、2022年3月に憧れの旧東京音楽学校奏楽堂(重要文化財)で演奏する機会がありました。

鎌ヶ谷チルチルグリークラブ
2022年3月に旧東京音楽学校奏楽堂で開催された演奏会に参加
鎌ヶ谷チルチルグリークラブ
憧れのステージでの演奏風景

その時に演奏した「からたちの花」など6曲を含む13曲を7月の演奏会で披露します。

今回の見どころは、初挑戦の男声合唱組曲「月光とピエロ」。

16分間アカペラ(無伴奏)で歌い上げる曲です。

「創立当初は、このような難しい曲を歌う日が来るとは思わなかった」と赤坂さん。

畑山一輝さん(91)は「練習用のCDを聞きながら自宅で毎日練習しています」と言います。

挑戦を続けるメンバーたちの歌声は、聴く者の心を励ましてくれることでしょう。 

鎌ヶ谷チルチルグリークラブ創立30周年記念演奏会

創立30周年記念演奏会
日時/7月23日(日)午後1時開演(午後0時30分開場)
会場/鎌ケ谷市きらりホール
住所/千葉県鎌ケ谷市富岡1-1-3
※入場無料(入場整理券が必要)

整理券・その他問い合わせ
電話番号/090-3545-8924 鈴木


鎌ヶ谷チルチルグリークラブ活動
練習日時/第2・第4土曜日 午後1時~午後4時
場所/鎌ケ谷中央公民館学習室