スティールパンはカリブ海の島国トリニダード・トバゴで生まれた打楽器です。

今回、房総地区で活動する「房総スティールパン」を取材。

練習の様子や楽器の魅力を伺いました。

公開 2023/07/17(最終更新 2023/07/14)

花

48歳で普通自動二輪免許を取得したへっぽこアラフィフ主婦ライダー。千葉は魅力的なライディングスポットがたくさん!取材と称してソロツーを楽しんでいます。【ブログ】https://ameblo.jp/ohana-hann/

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県内唯一のスティールパンオーケストラ

「スティールパン」の名に覚えがなくても、リトルマーメイドの楽曲「アンダー・ザ・シー」で使われた楽器と聞けばぴんとくる人も多いのでは。

その音を知っているつもりでしたが、金田地域交流センターで行われた房総スティールパンの月例練習を見学し、豊かな響きと美しいハーモニーに圧倒されました。

ドラム缶で作られるスティールパンは、たたく場所によって音階がつけられます。

房総スティールパン
スティールパンの内側。音階の場所を覚えるのが大変!

音域の違う「テナーパン」「ベースパン」などの種類もあり、合奏に広がりをつけられるのです。

房総スティールパンでは6人で4種類のスティールパンを担当。

スティールパンは2、3人でメロディーのみ演奏することが多く、この編成での演奏は珍しいそうです。

この日は1週間後のイベント出演に向け「コーヒー・ルンバ」「さらばジャマイカ」といった南国の名曲から、マイケル・ジャクソンやスティービー・ワンダーのナンバーまでバラエティーに富む7曲を練習。

息の合った楽しい演奏に、いつの間にかこちらの体も揺れていました。

房総スティールパン
この日はメンバーに2人の助っ人を迎え練習
房総スティールパン
さまざまなパートのスティールパンで深みのある演奏に
房総スティールパン
魔法のようなキラキラした音色がスティールパンの魅力の一つ

スティールパンに魅せられ各地から集う

代表の村上雄基さんはプロのスティールパン奏者。

大多喜町への移住をきっかけに、房総スティールパンを2021年に発足しました。

房総スティールパン
代表の村上さん、紘基君(左)、幸四郎君親子

現在のメンバーは、君津・袖ケ浦・八千代・千葉市とさまざまな場所から集まった6人。

「スティールパンを演奏したかった」「映画『スティールパンの惑星』の迫力に圧倒されて」など、楽器に魅せられて始めた人がほとんどでした。

房総スティールパンは「房総スティールオーケストラ」としてイベントに出演、SNSで出演情報を発信しています。

房総スティールパン
大多喜城でのイベントも大成功!

2024年1月28(日)には木更津市民会館で恒例のニューイヤーコンサートの開催も決定。

南国ムードあふれる演奏に酔いしれてみては。

※問い合わせ
電話番号/080-4291-6974 村上
インスタグラム/@bososteel