6月、札幌市で5日間にわたり開催されたYOSAKOIソーラン祭りの最終日。
メインステージ上で高らかに響いた「大賞、REDA舞神楽!」のアナウンスに、総代表の吉村朗さんは天を仰ぎ、感極まった様子で仲間と抱き合い全身で歓喜を表しました。
公開 2023/07/19(最終更新 2023/07/14)

チーム結成23年 念願の初頂点に!
一次審査2位通過という不本意なスタート。
セミファイナルを経て、辛くも進出したファイナル審査で見事大賞に選ばれた逆転劇ともいえる展開に、「まさかという驚き、それから感謝の気持ちがあふれました」と吉村さんはその瞬間を振り返ります。
半年前から「大賞を狙う」と目標に向かって厳しい練習を積み重ねたチームですが、その日々は順風満帆ではなかったと明かします。
「年齢も体力も立場も違う、総勢100人を優に超える大所帯。いざこざもありました」。
しかし結成23年目に成し遂げた悲願の大賞受賞に、「すべて帳消しです!」と声を弾ませます。

心踊る「本気」を表情豊かに魅せた!
高知県のよさこい祭りと北海道民謡ソーラン節が融合し誕生したYOSAKOIソーラン祭り。
コロナ禍を経て4年ぶりの通常開催となった今回、札幌市内の13会場で約240チームが熱気あふれる演舞を披露しました。
REDA舞神楽の作品テーマは「マグマ」。
心の奥底に眠る情熱を、自分自身そして社会を鼓舞する応援歌として届けたい。
そんな思いを込めた演舞は観客を圧倒し、大きな笑顔と拍手と感動を生みました。

「競い合って作品はより良くなり、人は成長します。強豪チームがそろう中、僅差(きんさ)で大賞を取れたことは皆の誇り。今後も精進します」。
優勝旗を手に、吉村さんは力強く前を見据えました。
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