地域のプライドを懸けたガチンコ勝負「いちはら大綱引」。

4年ぶりの開催となる今年、新たな伝説が幕を開けます!

公開 2023/07/28(最終更新 2023/07/18)

編集部 モティ

編集部 モティ

編集/ライター。千葉市生まれ、千葉市在住。甘い物とパンと漫画が大好き。土偶を愛でてます。私生活では5歳違いの姉妹育児に奮闘中。★Twitter★ https://twitter.com/NHeRl8rwLT1PRLB

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市を4つのエリアに分けて大綱引で対戦

上総いちはら国府祭りの一環として開催される「いちはら大綱引」。

2013年に、市制50周年を記念した市民参加型の町おこしイベントとして企画されたのが始まりです。

市原市は各地域の特色はあるけれど、市全体を表すような文化がないのでは…。

ならば、チームに分かれて対抗戦を行おうとひらめいたのが「大綱引」でした。

エリアごとに東軍、西軍、南軍、北軍に分かれ、トーナメント形式で勝負。

市に伝わる源頼朝伝説にちなみ、各軍のロゴは頼朝ゆかりのモチーフが採用されています。

【市原市】地域のプライドを懸けたガチンコ勝負!「第11回いちはら大綱引」9月30日開催
制限時間は1試合10分(画像は過去開催時)

ルールは簡単。

250人対250人で綱を力いっぱいに引き合って、中心に設置されたやぐら舞台を自陣に引き入れた方が勝ち。

やぐら舞台ではその年の団長が自軍のメンバーを鼓舞し、掛け声と声援、そして大綱のきしむ音が響き渡る会場は汗と熱気にあふれ、迫力満点の一言に尽きます。

競技中には直径10cm、全長150mの大綱が細く伸びるほど、力強い真剣勝負が繰り広げられるといいます。

先輩たちの思いを受け継ぎ成功に導く

待望の開催となる今年。

女性では初の実行委員長を務める有路(ありじ)舞さんは、かつて「いちはら大綱引」に参加して綱を引き、その素晴らしさに魅了されました。

「(参加して)これまでにない感動と興奮を味わいました。『いちはら大綱引』を作り上げた先輩たちの思いを引き継ぎ、たくさんの人に知ってもらうこと、そして無事に開催することが今年の目標です」と熱を込めます。

その思いは多くの市民も同様のようで、協賛の呼びかけに1カ月で133社から手が挙がったほど。

今年からは、優勝した軍に特注のかぶとを授与する新たな試みも。

【市原市】地域のプライドを懸けたガチンコ勝負!「第11回いちはら大綱引」9月30日開催
かぶとはどの軍の手に!?(画像提供/丸武産業株式会社)

「見るのももちろん楽しいのですが、実際に綱を引くとより魅力が感じられます」と有路さん。

【市原市】地域のプライドを懸けたガチンコ勝負!「第11回いちはら大綱引」9月30日開催
今年の団長と実行委員会会長山本さん(左)委員長有路さん(右)

綱引きの参加は小学4年生以上が対象で事前登録制ですが、当日の午後2時からは小学3年生以下が参加できる「小綱引体験」(予約不要)も実施されます。

総勢1000人の誇りと誇りがぶつかり合う熱い戦いに注目を!

【市原市】地域のプライドを懸けたガチンコ勝負!「第11回いちはら大綱引」9月30日開催
勝負の舞台(画像は過去開催時)

※参加希望は要問い合わせ。参加資格は小学4年生以上(小学生は保護者の同伴必須)。8月26日(土)まで先着順(各軍定員250人)で受け付け

開催日時/9月30日(土)午後5時~午後7時 ※小綱引体験は午後2時~ ※荒天中止
会場/ケーズデンキ市原五井店横 
住所/千葉県市原市更級4-1-1
メール/ootsunahiki.ichihara@gmail.com
いちはら大綱引実行委員会(一社)市原青年会議所