鎌ケ谷市主催の「鳴く虫の夕べ」が、今年も粟野の森で開催されます。
今回は、市民に虫たちと親しむ機会を広げたいと、市役所ロビーでも生きた虫たちが2日間展示されます。
公開 2023/08/05(最終更新 2023/07/25)

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東京生まれ。月の出ている日は必ず見つけて写真に撮りブログにアップする月大好き人間です。果物を食べながら、「この果物はどうやって生まれてきたのかな?」とすぐ考えるタイプ。ちなみにプロフィール写真は、以前記事作成のために撮影した栗の赤ちゃんです。
記事一覧へ声だけでなく、虫を見て、触って、知る
講師は、20年以上粟野の森で整備や自然と触れ合う活動をしてきた「粟野の森の会」の会員たち。
6月、代表の小出さん宅に行くと、卵から育った100匹近い小さなマツムシやスズムシが、小出さん手作りの籠の中で静かに育っていました。

静かに? そう、虫が鳴くのは恋の季節だけ。
脱皮を繰り返している間は鳴くための翅(はね)が未発達なのです。
それが「鳴く虫の夕べ」の頃までには成長して、雌を誘うために雄が鳴くようになるそうです。

「鳴くと敵に見つかりやすいから、雄が鳴くのは命がけ。身を守るための長い触角で敵の気配を察知すると、鳴きやんで素早く身を隠します。だから、鳴く虫を捕まえるのは大変で、人が見る機会は少ないのです」と話す小出さん。
「鳴く虫の夕べ」では、飼育や事前に捕獲した絶滅危惧種を含む20種以上の生きた虫たちを用意。
明るい室内で存分に見られます。
腕や手に乗せるなど貴重な体験もできます。

子どもと大人に分かれて虫の説明を聞いた後は、いざ森の散策路へ!
高い木の上で大きな声を響かせるアオマツムシの合唱や、スイッチョンと鳴くウマオイ、ガチャガチャと鳴くクツワムシ……
さあ、どの虫の声が聞けるでしょう?

キリギリスの幼虫
市役所で、生きた鳴く虫と出合える展示
これまでは居た場所へすぐ戻した虫たちですが、今回は、市民の目に触れやすい市役所1階ロビーで、さまざまな説明とともに、生きた虫を初めて展示することになりました。
草むらで頑張って命をつないできた小さな虫たちの姿を間近に見て知った後は、あなたの家のそばの虫の声も、きっと違って聞こえてきそうですね。
「鳴く虫の夕べ」
日時/8月26日(土)午後6時半~午後8時半(雨天決行)
場所/粟野コミュニティセンター 2階多目的ルーム(後半は散策)
参加費/50円/人(保険料)
定員/30人(先着順)※定員になり次第締め切り
持ち物/水筒、タオル、懐中電灯、虫よけスプレー
「鳴く虫などの展示」
日時/8月28日(月)・29日(火)の開庁時間
場所/鎌ケ谷市役所1階ロビー
料金/無料
参加申し込み/https://logoform.jp/form/bESp/292333
電話番号/047-445-1227 鎌ケ谷市環境課