「ふぉーく村」の代表は村長と呼ばれ、現在11代目。

先人から引き継ぎ、50周年を迎える今の思いを、現村長の山越康雄さんに伺いました。

公開 2023/08/04(最終更新 2023/08/03)

ちいき新聞ライター

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フォークソングをこよなく愛して

ふぉーく村とはフォークソングをこよなく愛する人が演奏を楽しむために集まったサークルです。

ふぉーく村結成時はフォークソング全盛期。

【市原市】OpenDayで盛り上がろう「ふぉーく村」
当時(1981年頃)の村民による修学旅行

各地にその土地のフォークソングサークルがあり、それぞれ「〇〇ふぉーく村」などと名乗っていました。

市原で結成されたのは「牛久ふぉーく村」 です。

村民(メンバー)から会費を集め市民会館小ホールで定期的にイベントを開催していました。

いつの頃からか、気が付いたら「牛久」の名前は消え「ふぉーく村」となっていたそうです。

活動場所を変更して継続

30周年の代までは市民会館でイベントを開催していましたが、 時代とともにメンバーが少なくなり、活動場所を当時新規改装したばかりのサンプラザ市原の市民文化創造ホール(i space)に移し、ジャンル・形式にとらわれないフリースタイル形式のOpenDayとして年数回の定期開催を続けています。

【市原市】OpenDayで盛り上がろう「ふぉーく村」

【市原市】OpenDayで盛り上がろう「ふぉーく村」
ステージと観客が一つになって盛り上がっています

多くの人に楽しんでもらいたい

OpenDayとして新たにスタートしてからは参加者を募集して、フォークソングに限らず、バンド、DJ、地域アイドルなど多彩な出演者となっています。

ジャンルを問わず、多くの人が参加しやすいように開かれたイベントとして、i spaceでの開催からタイトルをOpenDayとしたそうです。

「最近ではイベントの企画・運営ばかりで、音楽サークルなのにイベント屋のようになっています」と山越さんは笑います。

そんなふぉーく村が 今年50周年を迎えます。

【市原市】OpenDayで盛り上がろう「ふぉーく村」
50周年を記念して制作したTシャツ

これほど長く続いた要因について伺うと、「自分が村長になる前の40年近くを担ってくれた歴代村長の思いは分からないけれど」と前置きをして「緩くつながるのが楽しい人がたくさん支えてくれているから。定期的にOpenDayを開催することで参加者とのつながりができ、次の開催につながっていく。ここ10年はそんな感じ。その前の40年は違う理由があるかもしれないけれど。結局演奏することが好きだから」と言います。

これからのOpenDayやふぉーく村の活動についてはSNSをチェックしてください。

(取材・執筆/案山子)

「ふぉーく村」次回OpenDay
日時/2023年8月6日(日)12:30~16:30
場所/市民文化創造ホール(i space)
住所/千葉県市原市五井中央西1-1-25
料金/無料

問い合わせ
Instagram/@folkmura_ichihara
Twitter/@folkmura